イタリア旅行
Il Mio Viaggio in Italia 2008


Roma

[2/28]

今日もあまり天気が良くない。タルクイーニアとチェルヴェーテリのネクローポリに行ってみようかと思ったけど、 ローマ文明博物館行き。
テルミニまで5番、そこからB線でエウルへ。
エウル・フェルミで降りて歩く。地球の歩き方には載ってないどころか地図外。
駅の地図を記憶し、あっさりたどり着いた。今回は迷わず(前回参照)。
ここでは、がんがん写真を撮った。 買った切符では宇宙博物館には入れなかったので終わり。
それから、労働文明間を目指していると、学生にプラネタリウムへの道を聞かれた。
さっきそこから来た所なんで、教えてあげる。
そうこうしてると、中世博物館?を発見。安いので入ってみた。
ロンゴバルドの出土品と、オスティアのモザイクを修復して展示していた。
ただし、写真撮影不可。
しばらくエウルを散策してたら、天気もよくなってきたのでネクローポリにいってみることに。
タルクイーニアは遠いのでチェルヴェーテリへ。
テルミニまで地下鉄で行って、FSの駅の右奥のホームから出てるグロッセート行きの列車に乗った。ぎりぎり。
車内アナウンスは何故か最初の音節だけ。 チェルヴェーテリ=ラディスポリ駅だと、「チェル」だけ。
駅はラディスポリにあって、チェルヴェーテリにはここからバスで行く必要が有るらしい。
外にある雑誌販売店で1エウロの切符を買ったら、バス停で待つ…あ、切符はCOTRALだ。
バス停はラディスポリ市営っぽい。で、さっきの店で場所を聞いたら右手200m先だとか。
歩くとCOTRALのバス停が有る。 しかしっ、昨日懲りたので立ってるおっちゃんにチェルヴェーテリ行きはここか聞いてみた。
違うらしい。手前の角の市営バスのバス停だとか。やはりCOTRAL侮りがたし。
そこでしばらく待つと、手書きで「CIVITAVECCHIA-LADISPOLI-CERVETERI-BRACCIANO」と書いたバスが来た。
おっちゃん正解。
またもや切符の刻印機に切符が入らない…昨日のように折り曲げて入れる。OK。
チェルヴェーテリに着いたかと思って、降りようとしたら運転手に「どこに行く?」と聞かれたので、 ネクローポリに行くと言うと、まだだとか。

Cerveteri

ここだと言われて降ろされて、ネクローポリの場所も教えてもらい言われて様に行ってみると博物館が有った。
そこで聞いてみると、ネクローポリはバスで行く必要があるとか。
運転手はずれ。
ひとまず、ネクローポリは閉まるのが早いので先にそっちに行ったほうがいいらしい。
共通券は向こうで買うのだとか。
外に出ると、バスが来た。切符はどこで買うのか聞いたら、BAR CENTRAL だそうで。
€0.77で切符を買ってバスに乗るとすぐ出発。待っててくれたっぽい。
バスは坂を降りて上って1kmほど走ると到着。何故か遊園地なんかにある機関車がある。
なにに使うんだろう?
入り口に着くと、見所がかいてある黄色い地図を渡された。
赤い矢印通りに行くと特に重要なものが見れるらしい。
では出発。他には人の気配がない。 ネクローポリというのは死者の町と言う意味で、エトルリア人が死後の住処として町を作っている。
実際には古墳群って所。ただ、実際の町のように道も整備されている。
重要な古墳には名前が付いてて、中に入ってみると家のように部屋に分かれてて、 各部屋には石のベッドが有る。石なのか石を掘ったのかはわからず。
別の古墳に入ってみる。形は違うけどあまり違いがわからない。
重要じゃないやつにも入ってみる。形状が簡単でワンルームって所。大差なし。
古墳は高さが4、5メートルってところで直径10メートル以内で高さ2メートルの円柱に3メートルぐらいの半球が載ってる感じ。
そんな中で、地下に行く階段だけのやつを発見。 降りて行くとガラス戸になってて、横に有るボタンを押すと電気がついた。
発見当時の状態を保管してるのか、他のとかなり違って壁画なんかが有る。
扉は閉まっててなかには入れない。
残りの古墳を見たけど、後もだいたい同じ。 長屋みたいに並んでるのや、一つの古墳に複数の入り口があるのや種類はあるけど違いはあまりわからない。
詳しい解説は写真に撮って後で読むことに。
入り口に戻る途中にBARに寄ってみた。牛を見たので通常とは逆の方向からの接近に店員はびっくりしたようだ。
お土産屋になってて、リクイリーツィア(甘草)のリキュールがある。
それから店内をあらかた見た後に、コールコーヒーを頼んだ。
何故か暖かいのを薦めたが、気にせず頼む。
冷蔵庫から、コーヒーの瓶を取り出して注ぐだけ。砂糖はちょっとだけ入ってるとか。
€1.5か。うーん。まあ味はそこそこ。量はエスプレッソの倍ぐらい。経験ということで。
入り口にある売店で、ネクローポリの説明の本を買う。
さらにイタリア美術の写真が大量に載った本を発見。これはなにかと便利な本だ。
それから、帰りのバスの時間を聞いた。 さっき入り口の近くに来た時にバスが行くのを見たから、しばらく来ないとは思ってたが35分後らしい。
まあ、昨日に比べたら寂しくもないし寒くもないので外で待っていた。
すると、「戻るんだろう?一緒に行こう」ということで、 係員とおぼしき男性に声をかけられそのまま車で送ってもらう。
彼の話によると、現在拡張中らしく、たしかに掘り起こし中の古墳が大量に道沿いに並んでいる。
あっちにもこっちにも有るらしく、街の向うにもあるっぽい。
博物館の近くで降ろしてもらい、博物館へ。
入り口の切符売場の女性が、「行けた?」とか聞いてきてくれた。
博物館の中には、大量にネクローポリの出土品が置いてあってそれぞれはものすごく奇麗。
別のネクローポリからの出土品もあったり、出土状況の説明なんかもあった。結構やる気がある。
ただ写真撮影は不可。残念。
2階に有る扉を出たら博物館を出てしまった。
まずは、ローマへ戻るバスを調べる。結構すぐ有るようなんで、さっきのバールで切符を購入。
ほぼ定刻通りにバスは出発。COTRAL侮りがたし。
お、このバスは刻印機が普通に使える。ただ、ローマまで行くくせに普通の市バスっぽい。
本当に行くのか、心配をよそにバスは高速道路を他の車を抜かしながら突っ走る。
もちろん揺れが凄い。どっちにしろ、今まで乗ったバスは乗り心地が固すぎてパソコンは使えない。

Roma

バスは地下鉄のコルネーリア・アウレーリア駅を行きすぎて、次のバスターミナルになってる広場で止まったので歩いて戻る。
さっき、みんなが降りた理由がわかりました。
それからアレッシオに電話して、晩ご飯を食べないかと聞いたら仕事の関係で無理っぽい。
仕方がない帰ろう。地下鉄でオッタヴィアーノ駅まで行き、マンダリーナダックの店によった。
一通り見たところで、VAIO専用バッグが目についてちょっと中を見せてもらったけど大きすぎ。
多分そんな大きなノートPCは今後とも持ち運ばないだろうし、そんなVAIOは買わないということで断念。
財布は5年前に買ったやつでかなりみすぼらしくなってたので、ちょっと見せてもらった。
ちょっと縦型の財布を買うことにした。
さらに少し白味がかった赤色のMD20のバッグが目についた。
うーん。軽い目でリュックでないのが欲しかったので購入決定。
ベネトンのショルダーバッグがすぐにやぶれた後、密着系のバッグしかなかったもんで。
聞く所によると後少しでTAXFREEになるそうなんで、税金返金分の小物を買った。この分がほぼ無料になるらしい。
さらに、UPIMの地下にあるSTANDAで、食料品を購入。
水とかコーラとかカンパリオレンジとか、辛いソーセージ、ヨーグルト、おやつ。
おみやげのポケットコーヒーも先に買っておいた。
高いかもしれないけどナツィオナーレのDESPARよりは安いからいいっか。
それらをもってレパントの北にある19番のトラムに乗って戻る。
とちゅうアランチーナ屋(シチリアのライスコロッケ)を売ってる店で、カルボナーラ味のものを食べた。
この店は数種類のライスコロッケを売ってて、何故かローマ名物のライスコロッケであるスップリ[supplì]ではない。
やっぱり一時間近くかかった。あまり使えない。これだとテルミニから5番に乗ったほうが早い。
いったん、家(もちろんアンドレアの)に戻って荷物を置いて、食事に出かける。
近所の店はなぜか、固定メニューをしていてしかもメニューのポスターは同じ。
ピッツァ、飲み物で€6。魚系のメニューで€12とか。
その中で、とりあえず入ってみた店は20€の固定メニューが有る。
アンティパストプリモセコンドドルチェカッフェのセットになってる。
頼もうとしたら、本当は2人からだけど問題ないって。
しかし、カメリエーラ(給仕の女の人)は少し訛ってて早くてよく喋る。 感じよく、家に居るようにくつろいでねとか。
ワインは赤を頼むと、発泡のものがあるらしく頼んでみた。
ランブルスコ?まあ、そこそこ美味い。
アンティパストはハム盛り合わせ。ただしちょっと肉くさい。
プリモはカルボナーラ。麺が多い。もちろん肉はくさめ。乾燥パスタで200gぐらいある感じで食べきれず。
ここでTVのリモコンを渡されたので、基本はサン・レーモを見ながら適当に変えつつ。 確かに家に居るような。ただし料理も。
セコンドはスカロッピーネ。 ワイン味とレモン味にできるけど、お薦めはワイン味でカメリエーラはそっちが好きだって。
これは、そこそこだけど、横にフォカッチャ?の切れ端が乗せてあって…もういい。
ドルチェは、どれにするか見に行ってパンナコッタに。 濃厚で固いパンナコッタに市販のフルッタ・ディ・ボスコのソース。
食後酒を聞いてきたんで、そんなのあったっけ?と思いながらリモンチェッロを頼む。
もちろんコーヒーもある。これで€20。量を半分にして€12とかにならないものか。
3日分ぐらい食べました。


関連情報

エウル [Eur]
ローマの新都心。
詳細
COTRAL
ラツィオ州のバス会社。
チェルヴェーテリ [Cerveteri]
ローマ郊外の町。エトルリアの墓が2004年に世界遺産になっている。
タルクイーニア [Tarquinia]
ヴィテルボ県にある。チェルヴェーテリと共にエトルリアの墓が世界遺産になっている。
ラディスポリ [Ladispoli]
ローマ郊外の町。海に近い。チェルヴェーテリに行く鉄道駅がある。


イタリア イタリア旅行 2008目次
10-02-2008 A cura di Ciro