[6/23]
Milano
夕方6時すぎで38度と初夏と言うより真夏のミラーノ。
飛行機を降りたらむわっとした空気が自分を包む。
入国審査の所へ行ってしばらく並んでいたら、なにか問題があったのか、
係員がどこかへ行って帰ってこない。
列が大混乱し、10分近く待ったあとに係員が帰って来て、なんとか前進。
いそいで荷物置き場に行ってみると、ツアーの作業員らしい人が荷物を積み終えている。
他に荷物はない…しばらくして出てきた。
バスの切符を購入5エウロ。malpensa shuttleというやつで、一路中央駅[Milano centrare FS]へ。
マルペンサ空港はミラーノというより、
ヴァレーゼと言う別の県に有っていわば東京ではなくて千葉の成田空港のような感じ。
なので、中央まで小一時間かかる。
こことは別にリナーテという都心に近い国際空港もあるけど、現在は近距離便が主流。
バスの中でフランチェスコに電話をして少し話した。
実はミラノ在住の立本さんに連絡しようとして間違った…
話が通じないし、どうも「なんでイタリア語だけなんやろう?」と思ってたが、
話の内容に問題はなかった…
19時40分ぐらいに、中央駅に着いた。
ステーファノに電話するとまだついてないらしく、10分ほど待つことに。
うろうろしてるとステーファノ到着。さらにラーポも発見。一緒に立本さんが待つパーティー会場へ。
5エウロで、軽い前菜の様なものと、おにぎり、ドリンク付。
日本語を話すイタリア人とイタリア語を話す日本人の集合…ちょっとあやしいか?
最初はまあいろいろ話したいこともあって、基本的には私の友人と喋ってて
食べるのにも飽きたかなという頃に他の人とあいさつした。
中にはステーファノの会社の同僚も居てこれにはお互い驚いた様子。
そうこうしながら22時半に帰った。
帰る途中、ジェラートを食べつつ歩くおばさん発見。
こんな時間にもジェラテリーア[gelateria:ジェラート屋]が開いてる。
すると、ラーポは「あそこはおいしくない。うちの近所の方が美味い」という。
そんな流れで、ジェラート工房「La bottega del gelato」に。
カップが大中小の三種類(€2.5、€3、€4)で、味はざっと40種類。
レモン、桃(白桃もあったけど)、青リンゴを注文。
味はお薦めだけあって、果物の味が濃くおいしかった。ラーポのおごりだった。
それからラーポと別れて、ステーファノの家に。
ステーファノの家は中心よりはなれたバッジョ地区にあって閑静な住宅街と言う感じ。
ただ、その日は夜でも公園でなんかのフェスタが行われていた。
疲れていたのでその日は寝た。1時すぎだった。
[6/24]
朝は6時ぐらいに目が覚めた。しばらくうとうとしているとヴェロニカが起きているっぽい。
鼻をかんでいるのでわかる。
午前中はボルツァーノのホテルの予約や、携帯電話の設定をしてもらった。
これがなかなかややこしいので、自分ではできなかったし、
前回の旅行ではステーファノは旅行中で調べるにも限界があった。
BluetoothでGPRSを使う設定まで出来るようになったけど、料金がすごい高いらしい。
それからどこへ行くかを決めることにした。
最初はパヴィーアの修道院にしようと思ったけど、
バスでも行けそうなんでクレスピ・ダッダに行くことに決定。
と言うわけで11時半ごろようやく出発。途中高速道路の大渋滞に遭遇。13時半に到着した。
Crespi d'Adda

クレスピ・ダッダとは、19世紀にクレスピという人がアッダ川沿いに作った街なのでそうよばれる。
紡績工場を中心として、工員用の住宅を始めとして、学校や病院、墓地もある。発電所もあった。
そんなこんなで回ってみることに…ってどこから?
BAR[バール]に入って聞いてみると、パンフレットをくれた。
BARの人によると既にクレスピ・ダッダの中にいるらしい。
とりあえず一回りしてみることに。
雰囲気からして各施設はとくに入れるものではなく、住民も居て中には入れない。
しかし、町は清潔で町並みもよく住居は庭つき一戸建でみんな奇麗に住んでいる。
特に奥側のresidenzaは家も奇麗で大きい。
一周したあとで、BARに戻ってジェラートを食べたが、どうもこのBARが案内所をかねてるっぽい。
それから墓地に行ってみることに。
墓地は少し離れた所にあって、車で行ける様にみえるので車で向かった。
途中で、ステーファノが歩いている人に訊ねると、車を止める所はある様で泥棒に気をつけろとの事。
墓地も入って左側は昔のものの様だけど、右側は新しい。
墓参りの人も居るし、外にいる老婆が件の泥棒?そんなわけないか?
ちなみに墓地自体には監視カメラがあって、墓自体は見張られている。
帰りには、Minitalia[ミニタリア]という表示を見かけた。
イタリア中のミニチュアで出来てるらしいが、
激しく悩んだ末に炎天下に見る事(しかも男二人きりだ)を想像してやめた。
Monza

少し時間もあったし、帰り道途中なんでモンザ(標準語ではモンツァ)によることにした。
ただし、渋滞がなければ。
モンザに着いたらまずはドゥオーモを見学、鐘楼は工事中で入れず。
ドゥオーモ内部で鉄の王冠を見た。
これによるとナポレオンもイタリア王国を作った時に戴冠したと書かれていた。
街を少し見回ってピッツァと水を補給、車で移動し、公園へ。ここには王宮[Palazzo Reale]がある。
この公園は巨大で、公園にはサーキットもある。F1イタリアGPが行われる国立モンツァ・サーキットだ。
それはともかく、木が妙に大きいので目の錯覚が起きる。
駐車場に車を止めて歩く。入り口がわからず裏の公園の方から回ってみた。
イタリアの木が大きいのは台風がないからかなあ?
王宮自体がかなり大きく炎天下の暑い中周りを回った末、修復中で中には入れず。
外から写真を撮って帰る。サーキットは見ず。
モンザからの帰りも特に渋滞は無く、早目にミラノ・カドルナ駅に着いた。
Milano
少し時間があるので、駅周辺をうろついた。
Vodafoneショップに行って頼まれものの携帯のACアダプターを聞いてみたが無かった。
そんなこんなで、あっこから電話があったので待った。
マルペンサエクスプレスは30分毎に到着する。
これで来るかなと思われた物で見つからない。見逃したかなと思って駅の周りを探した。
ステーファノは中で寝ていると思って中も見た。
結局見つからないので、BARで休憩。次の次の電車であっこ到着。
この時間はミラノ中心部を超えての車での移動は困難ということで、
疲れ切ったステーファノとは別れて地下鉄でホテルへ移動。
ホテルは
venere.comで予約した、Serena。
ミラノはシーズンオフということで安いっぽい。エアコン、テレビ、朝食付き。€58(約7800円)。
部屋でインターネットも出来るらしいが、LANケーブルを持って来るのを忘れて出来ず。
早速、シャワーでも浴びて町に繰り出す。
行き先はコルソ・ブエノスアイレス経由で、Pizzeiria Gaffurioに決定。
Pizzeiria GaffurioはVia Gaffurio Franchinoにあるピッツェリア。
ここのオーナーシェフであるアルドとは、日本で立本さんと一緒に何度か会っている。
立本さんからも店の情報は聞いている。
まずは店の中を見ながら…といきなりアルドがこちらに気付いたっぽい!
早速、アルドと話をすると立本さんは私の訪伊を彼に話していなかったらしく、文句を言っていた。
ここでは、3種の生ハムとピッツァを注文。大きい厚めのピッツァが登場!!うまかった。
サラダも頼んでコーヒーも飲んだ。アルドがリモンチェッロはどうかときくので一気に飲んだ。
支払いを頼むと、これは俺のおごりだと言うのでオーナーの言うことだし聞くことにした。
そして、ほろ酔いでホテルに帰った。
関連情報
- 立本さん
- 東西文化協会主宰。
- ステーファノ
- ミラノの友人の一人1996年の旅行記で初登場。
- ラーポ
- ステーファノ友人。以前も会ったことがあるが、10年ぶりぐらいか?
- クレスピ・ダッダ
- 世界遺産。公式サイト
- ミニタリア
- 遊園地。公式サイト
- モンザ
- ミラーノ北東部にある都市。
公式サイト
- venere.com
- ホテル予約システム
イタリア
イタリア旅行
2005目次
10-07-2005 A cura di Ciro