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Vicenza
ヴィチェンツァに泊まるのが決まったのはいいけど、ホテルも何も予約してない。
こういう時は地球の歩き方にでも頼ろう。というわけで、ドゥエ・モーリに決定。
さっきのマロースティカにもホテル・ドゥエ・モーリって有った気が…
フランチェスコに電話をしてもらい、部屋は空いているようなんで出発。
バジリカの近くにあるはずだけど、ちょっとわかりにくい場所にホテルがあった。
部屋を見せてもらう。どうやら中庭が改造されてレセプションになっていて、
外が見えるエレベーターがついている。
「二つ星なのに五つ星みたいだな。ハッ」とフランチェスコ。
「エアコンやトイレなどが付いてないので」とホテルの人。
部屋は複雑に中庭の吹き抜けを回った所にあって、共用トイレも近い。
天井には扇風機が付いてる。電話もテレビも付いてる。
窓からは吹き抜けが見えて、吹き抜けには他の部屋や廊下の窓が面している。
これで朝食なしの52€(7106円)。まあまあかな。
ホテルも決まったことだし、荷物を取りにフランチェスコの車へ。
フランチェスコと別れて、ホテルに戻り夕食に出かけた。
いろいろうろつくと、バジリカの近くに流行ってるワインバーのような店があった。
そこは高かったので隣に寂れた感じのワインバーがあり、そちらに入ってみることにした。
客らしい人は一人居るようにみえたけど「開いてます?」とおばさんに聞くと、
感じのよさそうなおばさんが「もちろん!どうぞ、どうぞ」と言って案内してくれた。
おばさんにあわせて室内のセンスもいい感じ。
ワインを頼むと、そばに座ってたおじさんが立ち上がってカウンターでワインを注ぎ出した…
客じゃないのか。結局客は我々のみ。
カウンターに行って、並んでいる惣菜を頼む。それぞれひとつ1€。サラダは3€だった。
美味しそうな物が多数並んでいたので、何か聞いたらおばさんは全部説明してくれる。
そのなかから、いろいろ2個ずつ頼んで食べた。
どれも前菜のようなもので、一部は後で温めてくれる。
そして満足してホテルに帰った。
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オリンピコ劇場の背景
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Osteria Voicolo
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翌日は雨。傘は持ってきてなかったので、回廊のあるパッラーディオ通りへ出た。
そこを行ったり来たりしながら、朝食を食べる場所を探す。
そのうちの1件のBARに落ちついた。ここでパニーノを頼んだ。
そこで、ヴィチェンツァの地方新聞があったので一通り流し読みをしてみたけど、
洞窟で死んだと言う報道はなかった。
そしてオリンピコ劇場[Teatro Olimpico]へ。
ここではオペラに使用する衣装なんかが飾ってあるけど、最大の見所はやはり劇場そのもの。
パッラーディオが設計した劇場は、ギリシャの野外劇場のイメージを屋内に持ってきた物で、
天井には空が描かれ、舞台の奥は遠近法を利用した町並みがある。
その町並みは奥に行くほど小さく造られていて、実際の奥行きより奥がある様に見せる。
なので、劇では奥には人が入らない。
写真を撮ってもいいかと訪ねたら、フラッシュ無しなら構わないとのことなので撮って見た。
ちなみに劇場は15分以内に見ないと行けないらしい。なんじゃそりゃ。
それから、すぐ近くのキエリカーティ宮殿[Palazzo Chiericati]に。
ここは美術館になっていて、さっきのオリンピコ劇場と共通券になっているので。
美術館を出て、雨がちょっと強くなってたので、ベネトンに寄った。
ここではセールになっていたので、いろいろ見たあげく傘を購入。
外に出るととんでもないどしゃぶりに。
もう一本傘が欲しい所だが、ベネトンには残り小さいものしかなく色も同じだったので断念。
傘を売ってる所を探す。
しかしイタリアで傘屋を見たおぼえが無い(日本でもあまりない)、
街の入り口のCoinだったかUpimだったかの百貨店に行くしかないか。
とまあ、その前に昨日のワインバーに寄ってみたら、
ここは朝から開いていて昨日のおばさんも居た。
で、一緒に写真をとって、お店の話を聞いたらなんと40日前に開店した所だそうだ。
どうりで人が居ない訳だ。こういう所は常連客が多いものだと思うし。
で、おばさんに傘がどこかで売って無いか聞いてみたら、
「売ってそうな店に『傘あります?』って聞くしかないわよ」とのこと。
あとシニョーリ広場[Piazza Signori]では市が立ってるから、そこで買うと安いとか聞いた。
で、広場に行ってみたけど、雨で食品や花屋などのトラックの荷台が展開する系の店しかなかった。
これを見てたら、今日のお昼もパニーノにしようと思いたち、近くの食品店にはいった。
ちょっとおしゃれな食品店で、ここでパニーノを作ってもらった。
イタリアには日本のデパ地下に負けないおしゃれな食品店があるのが楽しい。
そろそろヴィチェンツァも撤退しようかと思った矢先、
旅行用品の店があって、傘を購入して出て来る人が居た。
ここで傘を購入。二本構成で駅まで歩けそうだ。
そんな訳でヴィチェンツァを脱出。
- ホテル
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ドゥエ・モーリ
部屋に電話はあったけど、いろいろ試してみてもモデムでの接続は成功しなかった。
隣の店
- ワインバー
- Osteria Vicolo[オステリーア・ヴィーコロ]
住所:Staradella S.Barbara, 10
電話:333-8375899
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27-07-2005 A cura di Ciro