イタリア旅行 2003
Il Mio Viaggio in Italia 2003



マテーラ:Matera

スーペルストラーダ(幹線道路)にのりマテーラを目指す。
アルベロベッロからマテーラに向かう道もプーリアのなだらかな丘が続く代わり映えの無い景色。
途中、激しい雷雨がありマテーラのイメージと重なってすごい所に行くのかと思ったり。
表記の通りマテーラの街に着いたが、そこはイメージとは違う普通の街。 しかもアルベロベッロとも違い賑わった感じの地方都市だった。さすが県庁所在地。
看板にはサッシ地区が示されているのでそれに従い移動。 そのまま看板に従うとやはり街を出そうになる。 街の入り口のガソリンスタンドに入りおじさんに「サッシはどこですか?」と聞いた。
新市街の丘の上からの景色がいいそうで、適当に車を止める所を発見。
ここのは日本のパーキングメーター方式とよく似てるのでお金を払ってとめた。
でも日本とは違って、時間外は無料。

そもそも昼止めていい場所が夜は駄目になる日本の方が信じられない。
地球の歩き方を見ながら歩いて行き、その辺のおじさんに景色のいい所を聞いた。
そこから見た景色は廃墟と言うより遺跡に見えた。しばらく景色を眺めて近くに降りる階段を見付けた。
その階段を守る様に横の壁に犬が居た(写真右)。
迷路のようになっている階段を下に降りていく、途中洞窟教会があったけど入館時間は過ぎていた。
ただ、小山の様になった上にある洞窟教会の前から良く見たら人が住んでいるような家が一杯有る。 でもやはりこれだけたくさんの家があっても全部に住んでいるわけではないので何か寂しい。 この気持ちは下に降りきった頃にそう思った。 この時期の南イタリアは夜8時を過ぎていてもまだ明るいけど、 そろそろ太陽も沈む頃。降りきった場所からも深い谷が下に有る
渓谷とも言える谷を挟んだ対岸にもサッシが有って、 そっちの方は夕方には灯りはじめるはずの明かりは見えないのできっと誰も住んでいないんだろう。 暗くなりはじめた空と家に帰ろうとしている対岸の牛の鐘の音がだけが響いていてる。
でも我々にはそんな感慨に耽る余裕がなかった。暗くなると新市街に帰れなくなる。 というよりこの迷路のような街を戻らないと。しかも夕食まだだし。
現在位置はサン・ピエトロ・カヴェオーゾ教会前。 近くの地図を見てみたがよくわからない。 近くにいた犬の散歩をしてたおじいさんに聞いてみたらドゥオーモを目指して行けばいいらしい。 しかし、ドゥオーモの行き方を聞いてもわからない。 おじいさんもわかるとは思わなかったらしく一本道になる所まで案内してくれた。
曲がりくねった階段をあがると、ドゥオーモの脇に着いた。
そこからはちょっとわかりにくいけど新市街までは行けるようだ。
あとは案内図とカンで人の通りそうな道を選んで新市街に戻った。
遅くなっていたけど、イタリアでは外で食事が出来る時間は限られてくる。 帰るホテルもあるし車なのでこの街で食べて帰る。 リストランテを探して適当な店に入った。 値段の割にはそこそこおいしかったが、カメリエーレにレッジーナの中村に似てると言われた。 いろんな意味でショック…

食事後はバーリのホテルに帰って、車を置く所をフロントで聞いて見た。 前の道路に夜は路上駐車できるそうなんでそこに置いた。



イタリア イタリア旅行
06/02/2005 A cura di Ciro