イタリア旅行 : IL Mio Viaggio in Italia 1998

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO

私の最新のイタリア旅行についてです。思い出しつつ作成中。

Sorrento, Positano:ソッレント、ポジターノ

[4月7日]

一路ソッレントへ

今日はソッレントに行く日だ!!。綴り的にsorrentoなので「ソレント」じゃなくて、
ソッレント。こうしておかないと正しい綴りを忘れてしまうので。
ちなみに有名なカンツォーネ「帰れソレントへ」は「torna a Surriento」で発音は
「スッリエント」この地方の方言だそうだ。
なんて考えつつ-会話にでてくる時はちゃんとソッレントと発音を繰り返す-。

まずは軽く朝食・・・ビスコッティとカフェ。
それから車で駅方面に。しかし、道路は大渋滞。
しかもアントニオは安全ドライバーなんでナポリでは
全然進まない。割り込まれまくり。
「ところでイタリアって信号赤の時、右折していいの?」
「いやあ、ナポリだから(笑)」
英語では郷に入れば郷にしたがえを「ローマではローマ人のようにしろ」と
言うらしいけど(辞書でローマを検索したらでた)、さながらナポリでは
ナポリ人に従えか。
それから途中でマヌエラとノルマを拾うんだけどそれが一方通行の場所で、
転回ができないから迷う。無事彼女達を載せてようやくりりぽさんのところへ。
と思ったら、今からいくニーノの家へのお土産を買うという。
そこでヴェスーヴィオのほうに向かう私鉄(ヴェスーヴィオ周遊鉄道)の駅前で
彼女達を降ろし帰りを待つ。待ってる間にイチゴを買ってしまった・・・
1パック500gで2000リラぐらいなんでそんなに割安感は無いけど。

りりぽさんの待つホテルに着いたのはかなり遅くなってから。10時集合だったのに。
なにはともあれさあ出発。チェントロ・ディツィオナーレを横目に見ながら高速に乗る
高速道路はヴェスーヴィオに向かってまっすぐ走る。その間マヌエラが好きだという
うる星やつらのカセットを聞く。すっごく懐かしかった。りりぽさんは歌ってる。
なんかみんな楽しそう。

高速を降りて、ナポリ湾沿いの道に入ると凄く絶景。ナポリが向こうのほうに見える。
そして、あの山の麓がソッレントだ。

ソッレント

ソッレントについたら適当に進んでいたけど、よくわからなくなって、
ニーノに電話をして迎えに来てもらった。
ニーノの車は空色のフィアット500だ。凄くきれいに乗ってる。いいねえ。
そして昼食の用意をしてくれてた。ラザニア、サラダ、イカのテンプラ。
私は全部食べられないりりぽさんの分まで食べた・・・。

食後の散歩というわけで海のほうにいくこととなった。ニーノの家が有るところは
果樹園近くの閑 静な住宅地でそこらじゅうでレモンの実がなっててきれい。
ニーノのお母さんが働いてる伝統工芸品の店にいった。これは木工細工というか、
木でいろんな模様を作ってパズルのようにはめ込んで上からラッカーを塗って、
ぴかぴかに仕上げるというもので凄くきれい。
次は教会にいった、壁の大理石のように見えるのが実は手書きだって事に気付いて、
イエズス会の教会を思い出し寂しくなった。でも、左右対称の柄だった。
ここで、アントニオとニーノは車を取りにいった。
それから海が見えるロータリーにいって海岸を見た。見たというのはソッレント自体は海から
切り立った白い崖の上にあって海岸は遥か下なのだ。
夏ならここで泳ぐのは凄く気持ちよさそう。
さて、移動。というところでニコラが歩道と車道との段差で足をくじいた。
一同心配げに見ていたら、そこにアントニオとニーノが車で登場。
ポジターノへ行くらしい。

ポジターノ

休憩所からのポジターノ 車はソッレントを離れて、来た道を若干戻り、
分岐点では山のほうへ向かった。
これから向かうポジターノはソッレント半島の反対側、
つまり南側のアマルフィ海岸に有る街だという事。
車は折れ曲がった道をぐんぐん昇って峠では両側に海が見えた。
そして今度はぐんぐん下がって反対側の海の断崖の上の道にでる。
このあたりでノルマが気分が悪くなったらしく休憩
見晴らしのいい休憩所で景色を見たら、反対側も白い断崖だった。
でも、海はナポリ湾じゃなくてティレニア海。

海岸沿いの道をしばらく行くと、また休憩所が・・・
ん、看板にはポジターノと書いてある。え?これがポジターノ?
人はたくさん居るけど、売店しか無い。
しかし車を止めるため少し進んだところの道で下を見たら、
断崖の一面にこびりつく街がある!!。すごい。
ポジターノはガイドによるとローマの古代都市パエストゥムに
住んでいた住民がサラセン人による破壊を免れて作った街だそうで、
完全な陸の孤島である。
車を降りて売店に行ってみるとりりぽさんの顔ほどある
巨大なレモンとか売ってる・・・
それはともかく階段の下に展望台があって、そこからみた
ポジターノは絶景以外の何物でも無い。
海からずうっとそびえたって山の結構上のほうまで街だ。
しかも山は切り立った崖で雲がかかってる。
確かにこれだと敵の襲来は少ないだろう。

それからさっきの道を進んで、街の中心部に程近い
駐車場に車を預けて、そこからは歩いて海岸まで行く。
カプリの小道とはまた少しだけ違った、小道には多くの商店が
並んでてそれぞれいろんなものに目を引き付けられた。
そこで買ったのは大きくレモンがプリントされたTシャツ。
レモンの香りの石鹸。
海岸ではジェラートを食べて記念撮影してまた車に戻った。
それからりりぽさんはナポリからローマまで国鉄で帰らないといけない
ので暗くならないうちに帰る事に。
もと来た道を戻り、峠あたりでソッレントに帰るニーノとニコラに
別れを告げ、ナポリに帰った。
そして少し遅くなったけど、りりぽさんともまた日本で会いましょうと
約束して、ローマ行きの電車まで送っていった。



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10/05/1998 A cura di I'Cirou Takao