イタリア旅行 : IL Mio Viaggio in Italia 1998

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO

私の最新のイタリア旅行についてです。思い出しつつ作成中。

Roma:ローマ(その1)

ローマだ!! りりぽさんだ!!

飛行機は、なんとほぼ定刻に着いた!!アリタリアは遅れるのが普通なので奇跡的かも
久しぶりに着いたローマフィウミチーノ空港は工事をしてた。
やけに遠い所に着いてとことこ歩いて行ってパスポートコントロールを出ると
居たっ!!やった!!りりぽさんだ。
ローマで会おうという約束してたのだけど、本当に会えるなんて!!
イタリアではすべてがうまくいかないから会える可能性も60%ぐらいだと思ってた。
凄く嬉しい。
りりぽさんは友達と待ち合わせてるので先に税関をでて、私は預けた荷物を待つことにした
これがまた最初のほうに出て来た事なんてめったにない、さらにベルトコンベアが
動きだすまでもまた遅い。
荷物を見てると同じ形の鞄が流れて来た。これじゃ誰のか分からないじゃないか
とおもったら二つとも同じ人のだった、納得。
ようやく荷物を受け取って、誰も居ない税関をでる。荷物のチェックも無しいいのかこれで?

そして再びりりぽさんに会い、友達のさかなちゃん(仮名)と会う。
ここから直行列車(15000リラ)ローマ・テルミニ空港に向かう。
電車が動いてる時間にローマに着いた。夏時間でなんでまわりも明るいし。
テルミニ駅に着いたら、荷物が多いので私のホテルまでタクシーで行くことにした。
6000リラ。歩いて5分ぐらいの所だから、基本料金か?
ホテルではみちこさんが待っててくれたようで、「久しぶり」と挨拶。
それから食事するところがないか聞いた。近所にピッツェリアがあるというので、
そこに行くことにした。今まで行った事がないところだった。
ピッツェリアではマルゲーリータと赤ワイン(ハウスワインを半分)を注文。
厚手のピッツァはそこそこ美味しかった。

その後ホテルに戻り、りりぽさんたちはさかなちゃんの家にタクシーで帰って行った。


[4月4日]

エノテカ

今日はボルゲーゼの現代美術館に集合。
そこで朝早く出てまずはエノテカ(酒屋)へ。あらかじめ調べておいたTRIMANIという店へ 行く。
ホテルから共和国広場、500人広場を経て Via Goitoへ。なんとほぼまっすぐだった。
Via Cernaiaとの交差点に目的の店が有る。ショーウィンドーにはいろんなお酒が飾ってある。ここだ。
そこで、ひとしきりワインを見る。イタリアワインがいっぱいだ。
こんなに大量のイタリアワインを見るのは初めてだ、何といってもイタリアの州ごとに
分けてある。
他にはグラッパやアマレットなどのリキュール類、ビール、炭酸飲料、ミネラルウォーター、
さらにオリーブ油なんかも有る。
ここでは、頼まれもののティニャネッロ(Tignanello)を探すことにした。
このワインはスーパーV.d.Tと呼ばれ、各カンティーナ(醸造元)が出している、
政府の統制下に置かれない自家製ワインVino da Tavola(ヴィーノ・ダ・ターヴォラ
:元来テーブルワインの意)の上質のものです。
店員を呼んで、聞いてみるとトスカーナの棚を探してくれた。どうもないようなんで、
コンピューターで検索してくれる。その後、空調が効いているらしい(春なんでよく
わからない)部屋へ案内されて、凄い古いワイン(1925とかある・・・)とかを横目で
みながら、探す。しかし、1.5リットル(普通の瓶の2倍)の分しかなく、今は買えな
いのでと断る。ついでにりりぽさんの好きなヴァルポリチェッラの半分瓶を一本購入。
そしてTRIMANIのマーク入りのソムリエナイフを貰った(嬉)。
TRIMANI
00185 ROMA - Via Goito,20
Fax (06)446.8351- Tel.(06)446.9661

ボルゲーゼ

ボルゲーゼ公園はテルミニ駅の北西に位置する。そしてここは駅の少し北西。
だったら道を西に向かえば行けると思い、適当にVia Goitoを歩き出す。
その後どこをどう行ったが忘れたけど(Via Isonzoを通ったはず)、ボルゲーゼについた。
公園に入ってしまうとあとはGalleria Arte Moderna(現代美術館) の看板を頼って行けばいい。
なんと、適当に歩いたのに約束の10時半に着いた。
けど・・・りりぽさん達は居ない・・・。10分ほどたってトラムでやって来た。
なんか、無料で入れるらしい。パスクアのおかげ?
中ではEnzo Cucchi(クッキ)という人の展覧会をしてた。何やら興味深いものがいっぱい
あってイタリアで現代美術もいいもんだなあと思った。
おまけに美大出身の解説員がつきっきりだし。

美術館をでて二人はお腹がすいたそうだ。そういや、お昼だな。
しかし、このあたりではレストランは無いらしい。
それにりりぽさんはヨーロッパの公園でピクニックがしたかったらしく、
まあそれでいいかと思った。

そこで、売店というか車で売っている屋台のようなピッツェリアもどきで
食べ物を買おうという事に。
でも・・・りりぽさんが買ってたレモネードの値段を聞いてびっくり
なんと7000リラ。約500円ですよ。500ml程のペットボトルとはいえこんな値段とは!!
その値段に臆してか、私は水を購入。こちらは2000リラ。ま、そんなもんでしょう。
パニーニも買ったがこれも最悪の味を予想していたもののそれなりに良かった。

ちょっとびっくりしつつも辺り一面にある芝生の中で太陽のほうを向いて坂に
なっていて少し木陰が有るところに座り場所を見つけ休憩。
朝買ったりりぽさん用のワインも開けて、気分は小ピクニック。
りりぽさんはこの幸せと集まった面子の不可思議さについて何度も感動してた。
確かに普段チャットでしか合わなくて先週東京の上野公園で初めて会ったばっかり
の人間とローマで会ったり(私とりりぽさん)、大学時代の友人との再会(りりぽさ
んとさかなちゃん)したりしてるんだから不思議といえば不思議なんでしょうね。
私はすでにローマは京都よりか何度も行ってるぐらいの良く知っている都市なんで
あんまり感動しなかったけど。

そう、ローマは既に累計滞在日数1ヶ月近くになる都市で、大体の場所は分かってて
東京に住む前は、地元の明石、神戸、大阪などについで良く知ってる都市だ。
感覚的には横浜で待ち合わせしてるよりも慣れた場所なんだよねえ。


ぶらつき&教会

昼食もこれで満足してこれからどうしよう?と言う事に。
りりぽさん曰く「一日でいろんな美術館を見ると混乱する」そうなんで街でも
まわりますか。
まずはポポロ広場。ここは工事しててみにくい。
次は有名なスペイン広場。うんうん、観光客がいっぱいだ。自分もそうだけど。
ここで、りりぽさんが焼き栗に心を奪われてる事が判明。
100gで6000リラと高いので、二人ともやめようよといった。
が、次に見た時にはりりぽさんは50g程買ってた。「以前来た時食べられなかったから」
だそうです。
そのあと私が本とリュック(もちろんマンダリーナダッグ)が欲しいのでそっちに移動。
本屋ではお目当ての本。ガンベロロッソ編集のイタリアワインの本を見つけるには
見つけたけど凄く重そうなんで、帰りに買うことにして小さいワインの本を買った。
しかしこれは、ワインの本だったけど、ワインのブドウの種類についてのみだった。

マンダリーナ・ダックへ。
ここに来た目的はリュックを買うこと。以前ミラノで売ってたDUNEシリーズの赤の
リュックが欲しかったので聞いてみた。でも、もう無いとか。
しかた無いのでMD21シリーズの赤のリュックを買った。
ついでに他の客が見てた財布と同じデザインのキーホルダーまでかってしまった。

それから、BARに。ここでは飲み物だけを頼んだのにサービスでお菓子が付いてきた。
席の横に倉庫のような部屋(中はピンク)があって、店員が出入りしてる。
で、りりぽさんがこっそりその部屋に鍵をかけたけど店員は何事もなく
入っていくのでりりぽさんはがっかりしてた。なにやってるんだか。
おまけに店員と写真まで撮ってるし。

イニャーツィオ教会のクーポラ模型
次は、さかなちゃんお薦めの教会めぐりです。
Il Gesù(ジェズ)教会とSt.Ignazio(聖イニャーツィオ)教会。
ジェズ教会はイエズス会の総本山で、その作りの豪勢さと、
フランシスコ・ザビエルの右腕がなかなかグロ。
一時期は世界の富がここに集結してたんだという実感が
あります。
また、聖イニャーツィオ教会も豪勢な作り。
ここはイグナチオ・デ・ロヨラに捧げられた教会で、
クーポラが遠近法を用いただまし絵なので有名。
実際作ってみたらこうなるよという模型(写真右)も
展示されてるのが面白い。

そしてりりぽさんと、さかなちゃんと別れてホテルに戻った。


おしゃべり

4時ぐらいにホテルに着いた。みちこさんが居たんで、日本から電話した時に聞いた
新しくできたホテルを見せてもらった。
なんでも今のホテルの契約が更新できそうに無いらしく新しいホテルを作って
その場をしのぐとかなんとか。新しいホテルは名前をピカソと言い廊下はスペイン風
にまとめてあっていい感じなんだけど、室内はあっさりしてて日本のオフィスの
様な感じ。これがヨーロッパ人には逆に人気なんだと。

そして近況報告を交換しながら聞いたのが、たまごプリン。
私の到着時間でアリタリアだとわかったそうだが、機内食の話で「たまごプリン」
について聞かれた。アリタリアで来た客は良く、冷蔵庫にたまごプリンを置いてか
えるそうで、みちこさんは日本で凄く流行ってるのかと思ってたらしい。
それにしてはアリタリアの客らしき人だけ置いてくので変だなあと。
そのたまごプリン味としては少し薄味だがそう変なものではない。
おそらくアリタリアの機内食はイタリア人がお腹が好かないようにしてるので、
比較的小食で無い日本人でも量が多めに思えるため、最後の機内食で持っていけ
そうなたまごプリンは食べないんだろう。
かくいう私も間食のビスケットは持ってでた。話によるとこれも良く置いてあるらしい
もちろんこちらは包装にアリタリアのマークが入ってるのでわかったらしいけど。

ああ、すっかり遅くなってしまった。
ナポリに行かねばってところでパトリックがピッツァを買ってきた。
「こんな風に食べてるから太る」と美智子さんに言われるパトリック。
ピッツァを食べたら荷物を古いホテルに取りに行っていざナポリに



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10/05/1998 A cura di I'Cirou Takao