イタリア旅行 : IL Mio Viaggio in Italia 1998

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO

私の最新のイタリア旅行についてです。思い出しつつ作成中。

カプリ

青の洞窟再挑戦

船はカプリ島のマリーナグランデに近づいた。
横で騒いでる人が居る(笑)ので少し醒めてるけど、
やっぱりカプリはいい。
船を降りると、まずは青の洞窟(Grotta azzurra)に行くことにした。
青の洞窟まで行くボートの切符を売っている小屋で切符を買う8000リラ。
中に入る料金は別と書いてあるので切符を買う時に聞いてみた。
「中に入る料金は?」「15000リラ」だそうだ。結構高い。
でも、わざわざそれを見るためだけにカプリに来たんだから
見ないわけには行かない。
切符を買って我々は20人は乗れそうなボートに乗りこんだ。

マリーナグランデ
人々
青の洞窟までは10分〜15分程度で着く。
地図で確認するとカプリ島の1/4はまわってるようだ。
途中で水中を覗くための船の母船のようなものを発見。
最初それが青の洞窟への母船かと思った。
洞窟の入り口は右のようになっていた(中央左)。
写真には映ってないが、洞窟内に入る船代を徴収する船と
国営の入場料(税金と説明された)を徴収する船が居る。
これが、それぞれ7000リラと8000リラで15000リラとなる。
青の洞窟入り口
さて、ここで港から来たボートから小舟に乗り移る事になる。
なぜなら洞窟の入り口は公園の池なんかに浮いているあのボート一隻分の
広さしかなくて、たくさんの小舟が互い違いにでたり入ったりするしかないから

で、順番に小舟に乗っていく事になった
我々はなんとその小舟のへさきの部分に押し込められ、後ろ向くという自体に。
おかげでお金を払う時にポケットに手が入らなくてりりぽさんに借りた。

そして、いよいよ洞窟内部に。
潮の満ち引きというか、単なる波の上下を見極めつつ、小舟達が洞窟の入り口の
上部に張られた鎖を頼りに出入りしている。
我々の船ももちろん同じようにして入る。鎖からの水滴が頬に落ちる。
そう、垂れているとはいえ、上部の鎖に波がかぶるほど入り口は狭いのだ。

左は洞窟の内部である。
実際はもっと良く見えたけど後ろを向いていて
振り向けなかったのと船が揺れてて
近くでの撮影はできなかった。
水が青く光ってるのがわかる。
これが午前中だともっと光が中に入って来て
もっときれいなはず。
詳しくはここ

でも、これはこれですごく神秘的な感じがした

我々の船は洞窟内をお決まりのコースでぐるりと一周した後、出口に向かった。
その間船頭の口からはサンタルチアなどの民謡が適当にでてきている。
そして小舟は幻想的な空間から出てあっというまの洞窟探検が終了した。

帰りのボートで他の人が洞窟からでてくるのを待っている間にふと海を見ると、
透き通るように水がきれいで魚が泳いでる。そして海の底は青色を塗ったように、
真っ青。これが青の洞窟が青い理由なんだなと思った。
ここでりりぽさんいわく。「この近くに洞窟を掘ったら儲かるね」だそうで
う〜ん。


カプリ市街

青の洞窟から帰って来ても少し時間があるようなんで、カプリ市街に上がってみる事に。
写真

港からはケーブルカーが有ってこれで上がるのが楽しい。
マリーナ・グランデ港が一望できるケーブルカー。
で、やっぱりというかりりぽさんははしゃいでました。
でも、沿線にはレモンとか実がなってて本当にとっても
いい季節のようです!!
青い空、青い海、緑の島、白い断崖と家。 本当にきれいです
12月に来た時も暖かくてよかったけど、4月だと最高です。
それに朝は雨が降ってたなんて思えない。

カプリ市街はケーブルカーの終点に有って、
これは新市街。まずは遅れに遅れた昼食を
食べようという事にした。
ガイドを見つつレストランを探したが既に昼休み。
まあ、当たり前か。少し路地を散策した後、BARで、
揚げパン(伊語名失念)を食べた。

それから、旧市街のアナカプリにいくことにした。
ソラーロ山からの景色は絶景なので、ぜひりりぽさんにも
見て欲しい。今日は天気がいいから絶好だろう。
そう思ってバスに乗る。このバスもいい。
バスといっても狭い島の中だから席は10人ぐらいの
マイクロバスで、曲がりくねった道を走るのに適している。
しかし、それでも十分に大きいので狭い道は大変そうだ。

アナカプリに着いて、早速ロープウェーの方に向かった。
しかし風が強いため休止と書いてある。残念。
まずロープウェーの下のバールでジェラートを食べた。
カプリといえばレモン。と言う事でレモンのジェラート。
もう一味はりりぽさん逆お薦めのピスタッキオ。3500リラ。
おなじみのピスタチオらしいけど緑色で薬のような
不思議な味。なんか懐かしい味でもある。
八百屋でビワが売ってたのでビワを買ってしまった。
ビワを食べてるのを見て笑うりりぽさん。
それからその辺のお土産屋をうろついた。
なんか、カプリ島の模型のような庭園の客引きの
ねーちゃんが居る。そんなの見たくないです。
そのまえで怪しげな焼き物の鈴が、魚のしんだような目の
カリメロとドナルドダック。勝手に作ったものっぽい。
りりぽさんはカリメロが不思議だったみたいだけど、
トッポジージョと並ぶれっきとしたイタリアのキャラです。

写真
カプリ市街


カプリ脱出

さて、4時半という事で時間もいい頃なんでカプリを去ることにした。
6時にアントニオと待ち合わせだし。
そこで、バスを待とうと思ったら、すぐに来た。
カプリ市街に戻って、ケーブルカーに乗ろうとしたら、これもすぐでるとの事
慌てたりりぽさんは、バスの切符を見せてて検札で引っ掛かったが無事乗れた。
帰りはあまり時間が無いのでアリスカーフォに乗ることにした。
で、港で切符を買いにいったら、すぐでるから急いでって言われた。
そして船まで走った。やっとの事で船に乗ったら、アナカプリから20分も
経ってない。「すごいなあ」なんていいつつ、デッキ上は肌寒いので船室に入り、
カプリを背にした。


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01/05/1998 A cura di Ciro