ポンペイの駅から入り口までは売店などが並んでいて、ガイドブックが売ってるんだけど、
「1000円」と日本語で書かれた看板が有って、おじさんが私を見ては「ガイド1000円」と
日本語で喋ってる・・・。
当時の換金率では少し安いとは思ったけどイタリアのガイド買ってもしょうがない(と思ってた)ので買わなかった。
入り口はポルタ・マリーナという門からはいる。
切符売場の貼り紙を見たら明日(大晦日)と元日は休みらしい・・・。
ぎりぎりセーフだな。マラネッロについで結構ついてるかも。
そこで日本人に有って「なんと書いてますか?」とたずねられたので貼り紙の内容を答えたら、
その人が言うにはなんと彼らのツアーのオプションは明日来ることになっているらしい。
日本の旅行社ってずさんだなあという思いと、
正月休みでさえスケジュール通りに動こうとする間抜けさと、
ツアー行動の不自由さを感じた(ついでに祝日は観光名所はやっていると言う先入観?)。
どうするんだろう?
ちなみに私にたずねてた彼らはナポリでの自由行動時間に、独自に来たと言う。
まあ、彼らは放っておいて中へ進んだ。古代の雰囲気を一人で味わいたいし。
ポンペイは比較的最近に掘り出されたと言う(18世紀)、
そのためまわりは農村で静かだ。しかも近くまで海があったとか。
そんなことより小学生のころに図鑑で見た、
死ぬ瞬間の姿を型取りした人物像がごろごろ落ちているらしいイメージが…
と思って入ったが何のことはない遺跡というか廃墟だった。ただ犬が異様に多いだけ。
そしてアポロ神殿かを越して見えるヴェスーヴィオ火山は遥か向こう。
もっと近いと思ってたけど、背景のようでしかない。こんな距離で被害に遭うなんて…
入り口で貰った地図を見ながら一通り回る。犬のモザイクの家。一物を秤に載せてる絵。
それから先程の石膏象。
すなわち火山灰の中に石膏を流し込み火山灰に埋まった瞬間の姿を石膏象で再現できるというものである。
これはポンペイの敷地の角のほうで出土した壷などと一緒に大量に置かれていた。
それからお土産店に行った。そこでポンペイのビデオに釘づけ・・・。
コンピューターグラフィックスで再現した昔の街なども出ている。
なんと日本語版もある。しかし日本語版では付属する冊子は何故か英語なのである。
これが足かせとなった。どうしよう…。困ったあげくの行動は…。
「すみません、付録の冊子をイタリア語版に変更してくれませんか?」
そんなことをすると作った数が変る。
というか、ビデオがイタリア語で冊子が英語のセットが出来ることになる。
こんなものは売れないので、通常日本では到底無理な質問で、絶対売ってくれ無さそうである。
が、ここはイタリア。不可思議な顔をしてるが「シー」の一言。
悩んでたのが馬鹿なことだった。ビデオは買った。さすがイタリア、買う人には親切だ。
というか、
ビデオがイタリア語で冊子が英語のセットが出来ることになることなんてどうでもいいんだろうなあ。
いや、気付いて無いだけか?
それから、
いったん外に出て壁にセックスの奥義?が書かれている秘儀荘という所を見て帰った。