さあ、フェラーリの本社があるマラネッロです。
マラネッロはモーデナ市の外れにあって、
落ち着いた感じの田園風景にテスタロッサのV12の爆音がこだましてて何とも言えないです。
マラネッロ(Maranello)
モーデナの駅に着いた。いよいよ、フェラーリの聖地に初巡礼の日。
さあ、どうやって行けば良い物やら…。う〜ん、少し悩んで、ふと近くに居たタクシーの運ちゃんに
聞いた。彼いわく「乗って行け」。あああ、当り前の答え。
何か失敗したかなあと思いつつ、私は距離を聞いた「25km」イタリアは国際単位を使ってる。
アメリカを旅行した事の有る友人とかの土産話から、後で思ったけどこれは重要な事みたい。
タクシーは何かわからない場所で止まった。指をさす運転手。そう、フェラーリの試験用サーキット
の前でわざわざ止まってくれたのだ。
それから、数十秒後フェラーリ社の前に到着。いきなり中に入ってみる。
しかも、ベネトンのバッグ(よりにもよってBenetton Formula 1と書いてる)を持って。
マンセルが乗っていたと思われるF1(F189?)と黄色い348が置いてある。
延々と観察。写真もとる。こんなに近くでF1マシンを見るのは初めて…。
まあある程度見たんで、カウンターに居たお兄ちゃんに工場の中を見せてくれと頼んでみた。
予想通り駄目のこと。がっくり。でも、あっちに美術館が有るんでそれで我慢してねと。
これで、労せず美術館の場所を突き止めた。わーい。
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「Ferrari本社正面入り口の写真」 |
美術館に行く途中には工業専門学校が有った、フェラーリが経営してる模様。
で、本社から歩くこと数分、美術館に到着。が〜ん、閉まってる。
本社に引き返し、閉まってると告げると今日は閉館日でないのこと。
もう一度行ってみる、開いていない。20分程前に居ると人が来た。
「今日は開ける」と告げて中に入って行った。わけがわからず呆然としていたが、
あんまり暇なんで、近くを散歩する事にした。
しかし今は丁度お昼。この辺りのお店はみんなしまってる。
そこで気付いた、美術館も昼休みなのかも?
そんなこんなで、うろうろしていて美術館に戻ってみると開いている。
こんなことをしてると、なんかアドベンチャーゲームの世界に入り込んだ見たいな錯覚におちいるなあ。
入場料は約500円。中に入ると、半地下になったような所に所狭しと置かれている、歴代の
名車、もちろん全てフェラーリ。やっぱりフェラーリ美術館だから。
さあ、美術館も見終ったし、帰るか…どうやって帰る?どうもバスが有るらしい。
バス停もある。人も待っている。バスの切符を買わねば…。どこで売ってる?わからない。
バスが来た…次のバスは1時間以上後…乗ってしまえ…バスは一路モーデナへ。
みんなは真似なんかしたら駄目ですよ(笑)。
イタリア
イタリア旅行
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