イタリア旅行
IL Mio Viaggio in Italia 1991

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO
さあ、フェラーリの本社があるマラネッロです。
マラネッロはモーデナ市の外れにあって、 落ち着いた感じの田園風景にテスタロッサのV12の爆音がこだましてて何とも言えないです。

マラネッロ(Maranello)

モーデナの駅に着いた。いよいよ、フェラーリの聖地に初巡礼の日。
さあ、どうやって行けば良い物やら…。う〜ん、少し悩んで、ふと近くに居たタクシーの運ちゃんに 聞いた。彼いわく「乗って行け」。あああ、当り前の答え。
何か失敗したかなあと思いつつ、私は距離を聞いた「25km」イタリアは国際単位を使ってる。
アメリカを旅行した事の有る友人とかの土産話から、後で思ったけどこれは重要な事みたい。
タクシーは何かわからない場所で止まった。指をさす運転手。そう、フェラーリの試験用サーキット の前でわざわざ止まってくれたのだ。

それから、数十秒後フェラーリ社の前に到着。いきなり中に入ってみる。
しかも、ベネトンのバッグ(よりにもよってBenetton Formula 1と書いてる)を持って。
マンセルが乗っていたと思われるF1(F189?)と黄色い348が置いてある。
延々と観察。写真もとる。こんなに近くでF1マシンを見るのは初めて…。
まあある程度見たんで、カウンターに居たお兄ちゃんに工場の中を見せてくれと頼んでみた。
予想通り駄目のこと。がっくり。でも、あっちに美術館が有るんでそれで我慢してねと。
これで、労せず美術館の場所を突き止めた。わーい。

「Ferrari本社正面入り口の写真」
美術館に行く途中には工業専門学校が有った、フェラーリが経営してる模様。
で、本社から歩くこと数分、美術館に到着。が〜ん、閉まってる。
本社に引き返し、閉まってると告げると今日は閉館日でないのこと。
もう一度行ってみる、開いていない。20分程前に居ると人が来た。
「今日は開ける」と告げて中に入って行った。わけがわからず呆然としていたが、 あんまり暇なんで、近くを散歩する事にした。
しかし今は丁度お昼。この辺りのお店はみんなしまってる。
そこで気付いた、美術館も昼休みなのかも?
そんなこんなで、うろうろしていて美術館に戻ってみると開いている。
こんなことをしてると、なんかアドベンチャーゲームの世界に入り込んだ見たいな錯覚におちいるなあ。

入場料は約500円。中に入ると、半地下になったような所に所狭しと置かれている、歴代の 名車、もちろん全てフェラーリ。やっぱりフェラーリ美術館だから。

さあ、美術館も見終ったし、帰るか…どうやって帰る?どうもバスが有るらしい。 バス停もある。人も待っている。バスの切符を買わねば…。どこで売ってる?わからない。
バスが来た…次のバスは1時間以上後…乗ってしまえ…バスは一路モーデナへ。
みんなは真似なんかしたら駄目ですよ(笑)。



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01-10-1996 A cura di I'Cirou Takao