辞書:Dizionario

La pagina di casa di Ciro

このサイトの情報収集に欠かせないのが、イタリア語の辞典。

電子辞書・辞書専用機

SII SR-T5040
セイコーインスツル株式会社(SII)から2003年の夏発売された、 世界初の伊和・和伊事典の入った電子辞書専用機。
もちろんというか、やはりどうしても欲しくなり3万ちょいで購入。
特徴は以下の通り。
  • 小学館の伊和辞典(第二版)と和伊辞典が収録されている。
    ただし、紙の辞書にあった図や表などは無い模様。動詞の活用表もない
  • コリンズの伊英/英伊辞典も入っているが各2万語程と語数が少ない。
  • その他、広辞苑、英和、和英、英々辞典が有る。
すごく使えてるんですが、いろいろ気に入らない部分も多い。
まず定価が45000円なこと。 伊和と和伊だけでもう少し安くして欲しかった(ただし、今は実売で後継機が少し安くなってる)。 3年ぐらい使ってますが、他の機能は広辞苑しか使わないので。
でも以下のような機能の追加が有れば、同じ値段でもまた買います。
  • 『英会話とっさのひとこと辞典』 をイタリア語会話(書籍で存在する)にして欲しい(シャープの追加辞書カード PW-CA11に『イタリア語とっさのひとこと辞典』が入っている)。
  • しょぼい伊英/英伊辞典(伊和や和伊より収録語が少ないのは意味がない)や大きな英和辞典は要らないので伊伊辞典を入れて欲しい。
    伊和と和伊だともうひとつわからない時に、結局、パソコン用の伊伊辞典を使うので。
  • 当然、類語辞典もイタリア語のものに。
  • イタリア語の百科事典も入れて欲しい。
  • 反射型液晶なので暗い所で使えないのでバックライトが欲しい(最近のものはついている)。
    ついでにキーボードも光って欲しい…

その他
現在までに出た電子辞書をまとめて見ました。
伊和辞典、和伊辞典ともに小学館のものが収録されているのはSIIとCASIOだけで、シャープやSONYからはまだ出ていません。
もちろん『三省堂のデイリー日伊英・伊日英辞典』や会話なら収録している物ならあるけど、本格的な学習を目的とするなら不十分ではないかと思います。旅行程度なら十分でしょうけど
詳細はSIIのページで
姉妹機ともいえる、イタリア語会話用のSR-V540 上位機種のSR-V4700が2005年8月に登場。これはイタリア語の辞書は別のカードになっている。後継機種のSR-E8000ITもカード式。イタリア辞書のカードは別売りされていなかったので、独仏西中語なんかもと思っても、追加カードが存在したのでイタリア語をやる予定ならイタリア語版を買うのがよかった。
また、対抗機種としてCASIOからXD-H7400と音声対応のXD-L7450が、 その後継のXD-LP7400が2005年3月18日に、XD-ST7400が2006年2月25日に発売。175,000語収録のオックスフォードイタリア語辞典が有効な特徴ではないかと思われる。
XD-LP7400はXD-L7450と同じく伊和辞典などが音声対応になっているほか、ディスプレイが高精細になり辞書の追加ができる。
ただ、追加辞書にはイタリア語系の辞書は予定されていない(2005年3月まで)。
伊伊辞典、イタリア語の百科事典が出る気配はなさそう。
その後SIIからは、軽量化したSR-V4800ITが2007年7月に発売されてるけど、SR-E6000ITが2007年12月に発売されている。SR-V4800ITは発売終了になっている。
CASIOは順調に大型化しつつ更新されている。
また、イタリア語の追加辞書カードDC-A05ITも一般に販売され始めてるようでシルカカード対応のものならどれを買ってもよくなって来ている。ちなみにだんだん重く大きくなって来ている。

今の所、いろんな面でCASIOがおすすめらしい。私も検索に制限がある追加カードでない点、ドット数が多いという点からCASIOかなあと思う。まあ、イタリア語辞書の充実がない限りSR-T5040を買い替える理由はないけど。

外見の比較

メーカー機種名定価大きさ(mm)重さ(g) 画面発売時期
SII SR-T5040 45,000円137×88×15.4210
(電池込)
240x320ドット2003
SR-V4700IT オープン140×94×14.5225
(電池込)
2005/8
SR-E8000IT オープン141.5×95.4×12〜23240
(電池込。除シルカカード)
2006/3
SR-V4800IT オープン141.5×95.4×10〜22225
(電池込。除シルカカード)
65.8x103.9mm
240x320ドット
2007/7/13
SR-E6000IT オープン142.3×109.5×12〜23270
(電池込。除シルカカード)
79.4x103.9mm
240x320ドット
2007/12
CASIO XD-H7400 48,000円144.5×97.5×最薄部9.8235
(電池込)
2004/9/17
XD-L7450 52,000円144.5×97.5×最薄部11.8250
(電池込)
2004/9/28
XD-LP740052,000円144.5×99×13.2250
(電池込)
XD-ST740052,000円144.5×99×14.7250
(電池込)
XD-SW7400 52,000円144.5×101.3×17.2〜20.9285
(電池込)
66x107mm
480x320ドット
2007/2/23
XD-SP7400 オープン146.0×102×15.5〜21.9295
(電池込)
107.2x66.0mm
480x320ドット
2008/2/28
収録辞書の比較(イタリア語辞書はかわりばえしないので更新気力が…)
メーカー機種名イタリア語日本語英語その他
SIISR-T5040・小学館伊和中辞典
・和伊中辞典
・Collins 伊英・英伊辞典
・広辞苑(+逆引)
・学研 漢字源JIS漢字版
・パーソナルカタカナ語辞典
・ジーニアス英和大辞典
・ジーニアス和英辞典
・オックスフォード現代英英辞典
・コンサイスオックスフォード類語辞典第2版
・英会話とっさのひとこと辞典
 
SR-E8000IT・小学館伊和中辞典
・和伊中辞典
・Collins Easy Learning Italian Dictionary
ブルーガイドわがまま歩き旅行会話 イタリア語+英語
・広辞苑(+逆引)
・明鏡国語辞典
・新漢語林
・学研パーソナルカタカナ語辞典
・百科事典マイペディア電子辞書版
・ジーニアス英和大辞典
・ジーニアス和英辞典第2版
・オックスフォード現代英英辞典
・オックスフォード連語辞典
・コンサイスオックスフォード英英辞典
・コンサイスオックスフォード類語辞典第2版
・英会話とっさのひとこと辞典
・リーダーズ英和辞典(第2版)
・リーダーズ・プラス
・新編英和活用大辞典
TOEICテスト×3
CASIOXD-H7400・小学館伊和中辞典
・和伊中辞典
・ひとり歩きのイタリア語自遊自在
・広辞苑(+逆引)
・漢字源(JIS版)
・カタカナ語新辞典
日経パソコン用語事典
・ジーニアス英和大辞典
・ジーニアス和英辞典(第2版)
・ロングマン現代アメリカ英語辞典
・ロングマン・ロジェ・シソーラス
・英語類語辞典
・英会話とっさのひとこと辞典
・リーダーズ英和辞典(第2版)
・リーダーズ・プラス
XD-L7450・ジーニアス英和大辞典
・ジーニアス和英辞典(第2版)
・ロングマン現代アメリカ英語辞典
・ロングマン・ロジェ・シソーラス
・英語類語辞典
・英会話とっさのひとこと辞典
XD-LP7400・広辞苑 第五版(+逆引き)
・旺文社カタカナ語新辞典
・学研 故事ことわざ辞典
・学研 四字熟語辞典
・日経パソコン用語事典 電子辞書版
・学研 漢字源JIS版
・ジーニアス英和大辞典
・ジーニアス和英辞典
・英語類語辞典
・英会話Make it! <基本表現編>
・英会話Make it! <場面攻略編>
・困ったときのお助け英語自遊自在
・ひとり歩きのビジネス英語自遊自在
・英会話とっさのひとこと辞典
・ひとり歩きの英語自遊自在
・ロングマン現代アメリカ英語辞典
・世界の料理・メニュー辞典
・百科事典 マイペディア 電子辞書版
・ワインコンパニオン
XD-ST7400・小学館伊和中辞典
・和伊中辞典
オックスフォードイタリア語辞典
・ひとり歩きのイタリア語自遊自在
・広辞苑 第五版(+逆引き 分野別小辞典)
・旺文社カタカナ語新辞典
・学研 故事ことわざ辞典
・学研 四字熟語辞典
・日経パソコン用語事典 電子辞書版
・学研 漢字源JIS版
・オックスフォード現代英英辞典
・ジーニアス英和大辞典
・ジーニアス和英辞典
・英語類語辞典
・カタカナで引くスペリング辞典
・困ったときのお助け英語自遊自在
・ひとり歩きのビジネス英語自遊自在
・英会話とっさのひとこと辞典
・ひとり歩きの英語自遊自在
・ロングマン現代アメリカ英語辞典
・世界の料理・メニュー辞典
・百科事典 マイペディア 電子辞書版
・ワインコンパニオン
・最新版家庭医学大全科
・サプリメント事典2006年版
ちなみに、伊英のみの電子辞書はシャープから出ている模様。40,000語。€100前後。

パソコン用

パソコンソフトには本格的な伊和辞典や和伊辞典は残念ながら無い模様。
Enciclopedia Zanichelli
ザニケッリ社の百科事典。CD-ROM版が存在する(書籍との組み合わせで3種類)。 サイト
イタリアの歴史や、コムーネには詳しい(が、若干古い?)。
2000年版では、Windows XP日本語版で設定を変えずに動かすと一部に文字が表示されず、 検索結果が赤く表示される所も場所がずれる。また、時々エラーで終了する。
ただし、XPで使う場合は言語のオプションの「Unicode対応でないプログラムの言語」を 「イタリア語」にすれば正しく動作する。この設定は日本語のソフトが文字化けするし、 切替えには再起動がいるので面倒。
2004年、2005年版は2000年版とは使い勝手が大きく変っていて、 Zingarelli(伊伊辞典)と同じような操作法になった。
文字の表示は問題ない。 地図がミシュランを使ってて詳しくなった。 写真や絵も増えた。しかし、伊伊辞典の内容が無くなった。
1文字ずつ入力すると、項目がしぼれていたが、検索語の決定まで検索しなくなった。
ある程度、調べた単語が戻れたが、2004年度版は再入力したら戻れなくなった。
2004年版は複数のウィンドウが出るので、行ったり来たりは便利。
他にもコピープロテクトかかっていてCD革命で仮想CDに出来ないので、 CDドライブの無いノートパソコンでの持ち歩きには不便になった。
また、CD革命ver.8の環境では2005年版は、エラーが出て動かなかった(2004は仮想化出来た)。
2005年度版は、CD革命ver.8で仮想化出来ず、CD革命ver.9で仮想化出来た。
しかし、画面がシンプルなため、横にウィンドウを出しておいても邪魔にならない点は良い。
2001〜2003、2006〜2007年度版は持っていないためどんなものか不明。
2008年度版は、今のところCD革命ver.9での仮想化に成功してない。
Zanichelli lo Zingarelli
ザニケッリ社のイタリア語の辞書。 通常の書籍版、CD-ROMとのセット。CD-ROMだけの3つの版が存在する。 語源なども若干載っている。毎年新しいものが出ている。
また、書籍版にある絵や表などは表示されないようだ。
2001年度版は1997年度版に比べると内容が充実した。特に街の名前などは発音がわかって良い(有名な場所だけ)。
人名なども強化されている。
2007年度版を購入。使用中。 気づいた変更点インクリメンタルサーチ(キーを押すたびに絞りこまれる)となったこと。
もちろん従来方式の検索も可能。
Enciclopedia Storica Zanichelli
ザニケッリ社の歴史の辞書。書籍+CD-ROM。システム的には他の辞書とほぼ同じ。 CD-ROMは2000年度版の様で、毎年更新しているわけではない模様。
Enciclopedia Zanichelliより詳しい…気がする。
書籍の方(Il nuovo atlante storico Zanichelli 2006)は世界史の本。
Omnia Storia
デ・アゴスティーニ社の歴史辞典。CD-ROMソフト。年度ごとに出ているようでは無い模様。
イタリアの歴史辞典だけにイタリアの歴史には詳しい。 Enciclopedia Zanichelliに載っていない人物などでも載っているが、 人物の生没年などの古い時代の日付が載っていないのは痛い。 内容はhttp://www.sapere.itで 年会費を払ってGold会員になると参照できる模様。
大まかな内容なら、会員にならずとも読める。
デ・アゴスティーニらしく、マルチメディア性はザニケッリ社のものより高いが、 起動すると画面全部に広がるので、 他の作業をしながら調べるのには非常に不便なのが気にかかる。
また、日本語設定のWindowsだと文字が化ける。
Omnia 2000
デ・アゴスティーニ社の百科事典。DVD-ROM版。
2001年版が出ている時に2000年版が安売りしてたので購入したが、 Windows 2000やXPには対応してなかった(うまく動かない)。
しょうがなくWindows 98イタリア語版だけでうごかしてみた。
やはりマルチメディア性重視なので他の作業をするには画面の端に起動しておく事も出来ず邪魔。
映像以外の辞書項目程度の内容は、 http://www.sapere.itで読めるはず。 年会費を払えば、いろいろ読める。
毎年出ている模様。
Garzanti Il Grande Dizionario di Italiano
ガルザンティ社の伊伊辞典
CD-ROM版が有るがあまり使用してないので、なんとも。 サイト

オンライン辞書

アモーレイタリア語辞書
2008年7月現在で、9,5700語を誇る伊和、和伊辞典。
単語の変化形に結構強いが、再度の引き直しが必要となる所は注意。
おすすめは語尾を取っ払って、「先頭」オプションで引く方法。
語意も随時追加されて、システムも拡張中。すばらしいです。
ウィキペディア日本語版
利用者参加型の百科事典プロジェクト。 豊富な内容となっているが、信頼性は今一つな項目もある。
言語リンクが貼ってあり、イタリア語版も容易に参照が出来るのが利点。
ウィキショナリー日本語版
利用者参加型の辞書プロジェクト。 ウィキペディアと姉妹関係だが、日本語版は語数が少なくあまり使えない。

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29/07/2008 A cura di Ciro