イタリア旅行 : IL Mio Viaggio in Italia 1998

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO

私の最新のイタリア旅行についてです。思い出しつつ作成中。

最後に

[4月12日]

空港電車

帰る当日。朝ホテルをでたら黒猫がいる、子猫なんでかわいいなと思ってみてたら、
いきなりすがりついてきたイタリアの猫は人懐っこい。かわいいなあ。
空港へはテルミニ駅から直通電車がでているのでそれに乗る。
テルミニ駅には空港直通電車の専用窓口が有って直通電車に乗るにはそこで切符を買う必要が有る見たい。
前回の旅行ではミラノから帰ったし、その前は朝早くてタクシーで空港まで行ったので、
なんとこの電車に乗るのは始めての事だったり。で、前日に既にここで売ってるのを発見してるんで、
早速切符を買う事にした、がこの窓口は誰も居ない。となりはアリタリアのチェックイン用の窓口で
機内持ち込み手荷物だけでアリタリアに乗る場合だけここで飛行機のチェックインが出来ると言う窓口。
だけど、同じ小屋の中なんで切符を買おうとする旅行者多数。
もちろんイタリアのことでとなりが居なかろうが、自分の仕事ではないんでするわけない。
まあ、片方はFSで片方はアリタリアなんで出来るはずもないんだけど。
でも、とりあえずとなりのお姉さんに聞いてみた。
私:「ここでチェックイン出来ますか?」
お姉さん:「ええ、できますよ」
私:「荷物が有ると駄目ですか?」
お姉さん:「荷物が有ると出来ません」
私:「となりの窓口で切符を買うんですよね?開いてないようですが」
お姉さん:「すぐ帰って来ると思いますよ」
私:「ありがとう」
というふうな会話をしたのち、となりの窓口で10分程待つ。すると係員がやって来て切符を売り出した
そして発車時刻の5分程前に電車に乗る事が出来た。

スカルファロ

空港に着いた。先ずはDOGANAと書かれた税関を探した。大量に人が並んでる。
そのうちの6割位は日本人。しかも大抵が大量にブランドものの袋を持った女性である。
ここ数年でイタリアの空港のイメージは凄い事になってるなあとおもった。
しかしここで並んで税関の判子をもらわないとTAXFREEでIVA(物品税)の返還がされないので仕方なく並ぶ。
延々20分程並んで税関の入口に着いたら税関の係のお姉さんが「ボーディングパス〜」か
なんか英語で言ってる。けどイタリア語で聞く(これが出来る幸せ)
私:「ボーディングパスって?」
税関の人:「飛行機に時の乗るときの座席番号がある紙です」
私:「それって先にチェックインしろってこと?」
税関の人:「そのとおりです」
私:「ええ〜ここまで並んだのに!!チェックインして来るからちょっと待ってて」
税関の人:「それはできません」
が〜ん。もう一回並び直しか!!ミラノのマルペンサだとそんなことしてなくてもよかったのに
第一、チェックインしてしまうとそこで荷物って預けるはずなのにどう言う事?
というわけでチェックインのカウンターに行く。うげ〜、人が大量にならんでる。
仕方が無いので最後尾に並ぶ。10分程したら、アリタリアの日本人係員の人が来た。
すでに混乱しているTAXFREEの話を聞いてみた。
係の人:「ここでチェックインしてから税関にいくんですか?」
私:「ええそうしてください。カウンターでそのむね申しつけて下さい」
う〜ん。これ並んでから、またか…
係の人:「もしかして個人旅行の方ですか?」
私:「はあ、そうですが」
係の人:「こっちはツアーの人なんでこちらへ」
といきなりチェックインカウンターに案内された。
係の人:「こっちはスカルファロ大統領が同じ飛行機になる為荷物チェックしてるんです」
はあ、そういや大統領が来日するとさかなちゃんが言ってたが今日だったのか。
パスクワなのに…
とりあえず、チェックインしてボーディングパスとやらをもらい(これってそんな名前だったのか)。
再び税関に。すると日本人の群れは既に無く(かなり出発予定時刻に近いし)5分位で通る。
さっきの税関のお姉ちゃんも「チャオ」とかって声かけてボーディングパスをチェックしてくれる
もんだから、むかついてたのもどこかへ行ってしまった。われながら単純(笑)。
税関を通って、カウンターに戻ったら人は20人位になっていて、順番に荷物のチェックを受ける。
今回はツアーの人の後に並ぶしか無いようだ。適当に荷物の中を見せたら、荷物は巨大な荷車に
載せられて運ばれて行った。ふと気付いたら自分の後ろにはもう並んでる人はいなく、チェックを 受けてる人だけだった。
あんまり時間もないんで慌てて飛行機の予定時間を確かめたらどうやら遅れてるらしい。
たしかに搭乗が始まったという放送は無かった。
そこでまずはTAXFREEの窓口でさっき判を押してもらった書類を現金に替える事に。
これがまた時間がかかった。20分位。その間に搭乗のお知らせの放送が有ったんで、搭乗口に行ったら、
すぐに乗ってくれとの事。何故か尋ねるとイタリアのスカルファロ大統領閣下がお乗りに
なられるのでボディーチェックを入念にしてますとの事。「買物したいんだけど」と言うと
予定が遅れてるので早くのって下さいと言われた。「リラを換金したい」と言ったら「すぐ戻ってください」
と言われたんで速攻でTAXFREE前の両替所で換金。誰も並んでないし、率もそんなに悪くなかった。
もっとも日本に持って帰るとリラは二束三文でしか交換してくれない。
しかしこの両替所パスポートもチェックしなかったけどいいんだろうか?(昨日のテルミニ駅もそうだったけど)
思いのほか早く両替できたんでちょっと何か買いに店に入ってみたが、レジに相当人が並んでて何も
買えなかった。むう、スカルファロ〜。

機内にて

結局、何も買えずに搭乗口に戻って急がされて中に入るも、
ものものしい憲兵隊が入口で荷物チェックと身体チェック。名前もパスポートもチェック
「電池はないか?」と言われたんで単三電池をだしたら「それはいい」と言われた。
どうでもいいけどイタリアには大統領専用機なんてものはないのか?
せめてチャーターして一般客と一緒に乗るなよ〜と思ってしまった。
それから待つこと小一時間。予定より一時間遅れで飛行機は離陸した。
飛行機は一度ミラノに寄る事になっていたが、大統領が乗ってるので降りる事は出来ず、機内で待つことに…
スカルファロ〜。でも、ここでBaci塗装のアリタリア機を発見。機内から写真に撮った。
それからまたも離陸。ミラノからの客で機内は満員。
アリタリアの機内販売は大勢の人でごった返し(丁度席が機内販売の列の横だった)
帰りの食事もそれなりにおいしかった。行きの方がおいしかったかも知れない。
それから映画は行きと同じのをやっていた。アリタリアで旅行に行く時は月を跨ぐのがいいかなと思った。
他の会社でも機内誌とかが変わるので行きと帰りは違う月になるのがいいかな?
まあ、今回は年度をまたぎそうだったので、会社の手続きが面倒になるからずらしたんだけどね。

昼食
昼食
  • サーモンマリネ
    (Lamelle di salmone marinato)
  • フィレビーフ ピッツァオラソース添え
    (Filetto di manzo alla pizzaiola)
  • ベルパエーゼチーズ
    (Formaggio Bel Paese)
  • アップル、ピーチのコンポート バニラムース
    (Composta di mela e pesca con mousse di mela alla vaniglia glassta)
  • コーヒー、紅茶
    (Caffe, te)
軽食
映画の後の軽食
朝食
朝食
  • オレンジジュース
    (Succo d'arancia)
  • パイナップル、キウイのコンポート、バニラムース
    (Composta di kiwi e ananas con mousse alla ,ela glassata)
  • チーズとハムのキッシュ
    (Spicchio di torta rustica al prosciutto)
  • アプリコット ダニッシュ (Danesino all'albicocca, panini bullo e marmellata)
  • コーヒー、紅茶、ミルク (Caffe, te)

[4月13日]

成田

そうこうしてるうちに、成田には予定時間の1時間前に着いたが大統領閣下がお降りになると言う事なんで
ウイングとは離れた場所で飛行機は待機。
行きと同じCERVINIA号は政府専用機(もちろん日本の)横に並んだ。
見てると赤い絨毯やら絨毯引きのタラップやらがその政府専用機に向かって伸びてて中から立ち上がらない
で下さいという声を無視して見てた(これもイタリアの会社だから出来るんだろう)
政府専用機が飛び立つのを見て数分後機内放送で、降りる指示が有った。
最初は飛行機はウイングに移動すると言ってたが結局その場で降りる事になり、
さっきまで絨毯付きのタラップで降りてやった。
そこからウイングまでバスで移動してようやく一安心と言う所。
荷物の受け取りも難なくすんでさて帰るかと思い。電車の方へ行ったが、思い止まって水天宮前行きの
バスに乗る事にした。金はかかっても楽な方がいいか。
いつもながら最後まで土壇場で行動が変わる旅行だなあと思った。
おしまい。
チェルヴィニア号
チェルヴィニア号


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02/08/1998 A cura di I'Cirou Takao