朝朝早く目覚めた私は、せっかくなんですぐにシャワーを浴びて出る準備をした。 理由は、空港に早く着いてゆっくり買物とかできるから。 これから向かうミラノ・マルペンサ空港は市街地から遠い所に有るから 時間にも余裕を持って行かないといけないし、市街地の店が開くのは 10時からだからそれを待ってると間に合わないし。 というわけで、さっさとホテルをでた。かなり重い荷物をひきずりながらブエノスアイレス通りを歩きだしたら、 タクシーが停まってた。 タクシーを横目で見つつ一旦は通り過ぎたのだが、 荷物が急に重くなった様に感じたんでタクシーの中の運転手以外の 運転手とだべってた人達を人間をたたき出す事にした。 普通なら歩いて5分と言う所だが30kg近く有る荷物を転がしながら、 歩道の切れ目は持ち上げたりしながら駅まで行くのは少し至難の技である。 でも、タクシーは楽ちんで一瞬で着いた。 ミラノ中央駅の東側に有る空港行きバス乗り場で切符を買いバスを待った。 この場所は昨日下見しておいたので、荷物を持って迷わなくて済んだ。 といってもそれほど難しい場所じゃなかったけど。 さあバスに乗り込んで、ミラノ市街をでる。 ミラノ市内はバス専用レーンが恐らく路面電車が有ったと思われる所に 設けてあって比較的すんなりと高速道路までたどり着いた。 それから、約40分位でミラノ・マルペンサ空港だ。
マルペンサ空港空港に着いてやる事はまずTAX FREEの証明に判をもらう事。 案内のお姉さんに聞いてもよくわからず税関を探す事10数分。 やっとのことでDOGANA(税関)を見つけた。
ここで、払い戻しをカードにするか現金にするか聞いてきたので、現金に。
そして税関を出て、乗るべき飛行機を探す…ん?なんかおかしい。
乗るべき航空会社のKLMのカウンターはどこにも無い。
いったりきたりして探したけどない。
しかたなく、先程のお姉さんに聞く。一言「ない」と言われた。
そんなはずは…旅行者がくれたスケジュールにはマルペンサとかいてあった。
そこでお姉さんが一言、「チケットを見せて」と言った。
見せるとそこには、リナーテ(MILAN/LINATE)と書いてあった…
うげ、リナーテ!!
その空港は市内の近くにあって、
ホテルから駅にタクシーで行くぐらいならそのまま空港に行ってればよかった…じゃなくて、
「えと、どうやっていくんですか?」と聞いた
直通バスがあるらしい。ほ。
まあ、時間はまだ余裕が在るんでバス乗り場に戻った。
ああ、これか。と時刻表を見たら、それが日に3本ほどしか無い…。
しかたがないので、駅にまで戻ってリナーテ行のに乗り換えることにしよう。
と、計算したら次の中央駅行きのに乗ったとして、
1時間以上かかるので間に合いそうも無い。 | |
リナーテ空港早速、リナーテで乗る飛行機があるか探した。あるある。 もちろんKLMのカウンターもあるんでチェックインをした。 すると、「あなたの乗る飛行機はキャンセルされました」 「はあ?どういうこと?」 「しかし一本前の飛行機に空席がありますのでそれに乗りますか?」 「一本前?」そんなに早く着いたんじゃないはず。 濃霧で遅れているらしい。なるほど。 で、チェックイン。荷物を預かってもらったら、さして大きくないリナーテの免税店で買い物。 ここで、モスキーノのスカーフを発見。しかも注文主が喜びそうな柄。 あと、フェラガモも一応売っている。お店に誰も居ないのでお姉さんを呼んだ。 そして、頼まれ物のVARAがあるか聞いた。 「サイズは?」と聞かれたが、イタリアサイズでいくらだったか覚えてない。 「地球の歩きかた」に一覧が乗ってたが、カウンターで預けた荷物のほうに入っている。 お姉さんは「大丈夫」といってサイズ変換表を見せてくれて「これ」と言うので言われるがままに購入。 (しかし、サイズは間違ってた) |
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![]() これはミラノ上空で見たブロッケン現象? 「英語は話せますか?」 英語だ、しかもイタリア人じゃない。 見た所KLMの人のようだ。素直に「いいえ」と答えた。 彼は少し困った様子を見せる時間をはさんでたずねた。 「イタリア語は話せますか?」今度はイタリア語だった。 外国人らしいオーバーなしぐさでほっと胸をなで下ろした後こういった。 「すみませんが、席を変わってもらえますか、そこは我々の席なんです」 そういわれて、私はその一角から追い出され、そこは仕切り帯で囲まれて、 彼らの一団が陣取った。 しかし、彼らが来たということはまもなく飛行機が来るということであって、 席を追いやられたという気持ちより飛行機が来るという安堵感の方が大きかった。 それから、間もなくして飛行機が到着。5メートル先が見えない空港を移動して、 飛行機に乗った。そして飛行機はアムステルダムへ。 | |
スキポール空港飛行機がアムステルダムに到着する少し前に、 「成田行きの飛行機KL861に乗りかえるお客様にメッセージがあります」とのこと。
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お帰りなさいませ。 お疲れのところ誠に恐れ入りますが、お客様のお預けに なられたお荷物TAG NO KL320623 は この便に搭載することはできず、 1月9 日到着の JL412 便で到着する予定です。 |
飛行機を降りると、メッセージを受け取った。内容は右上の通り。
中を読むまもなく、KLMの制服を着た金髪の女性が我々乗り換える人を呼んでいる。
到着時間はそう遅れては無いのだが、乗った便が本来は繋がる便では無かったので、
機内で案内人の指示に従うようにと通達があった。
彼女は英語で、できない、飛行機、後の便、ホテル、荷物…。
拙い英語力で組み立ててみたところ 「飛行機は後の便になるので、ホテルに泊まってください。荷物は日本で渡す」 かな? それは参った。KLMの次の便は明日だ。明日は仕事に出るのに…。 しかし、それ以上に英語力には自信が無いんでとりあえず同じ境遇の日本人 のカップルがわかったようなことをいって話してたんで、それに割り込んだ。 「すみません、さっき言われたことがわかってらっしゃるようなんで、 何を言ってたのか教えてもらえますか?」 彼いわく、荷物が間に合わなかったんで、我々だけ飛行機に乗って、 荷物は後の便でホテルなり日本の自宅なりに届けると言うことらしい。 全然違うやん。 彼女の案内で足早に次の便めざして、我々は歩かされた。 乗り継ぎ時間が1時間以上あるはずなんで残していたギルダーは使う機会が< なくなってしまった。これは次もKLMか。 なにはともあれ日本行きの飛行機を1時間近く待たせて、乗りこむことができた。 機内では、添乗員に荷物について何か言われたので隣の席に居た二人連れの女性に 例のごとく何を言っているか聞いた。そのご彼女達ときっかけができて話してた。 席も窓際にかわってもらえたし。英語ができないのも役に立つ? | |
1月9日(木)そうこうしているうちに日本に着いた。しかし最終日は長い一日だった。 | |