イタリア旅行 : IL Mio Viaggio in Italia 1992

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO

私の2度目のイタリア旅行についてです。思い出しつつ作成中。

San Marino:サン・マリノ

国の中の国

サンマリノは現存する最古の共和国という
だけでなく、ボローニャ近辺のイモラで行われるF1グランプリの名にも使われている。
こうなれば一体どんなところかと見てみたくなった。さてボローニャから、リミニへ
リミニでバスに乗り換え、サンマリノへ。
サンマリノ行きのバスは遠くの山に向かって進む。あれがサンマリノか。
遠くからは三つの砦が見える小高い山である。近づくにつれてその全容を表わした。
砦のようなものは切り立った崖のように見え、完全な城塞都市であることがわかった。
それも今まで見た山上都市のどれよりもそびえ立っている。バスは切り立った崖ではなく
後ろ側のなだらかな斜面を、それでも勾配はきついので道は何度もくねりながらサンマリノ
の門の下までバスは上がる。
門の入り口には切手が自販機で売っていてさすが観光収入と切手の販売で生計を立てている
国だと実感。いやよく考えると戸外に自販機が有る。やっぱり違う国だ(笑)。
中に進むと妙な雰囲気だ。まずパトカーがパジェロ。日本車。
その隣はランチャ・デルタインテグラーレのマルティーニカラー。
その隣には電器店が有って税金が安いのかたくさんの人がいた。
私もそこでヘアドライヤーを買った。 これはイタリアでしか使えないけどその後の旅行でも重宝した。
それから、砦の一つを見に行った。
ここは市庁舎(いや国だから・・・)になってるのかな? 何となく入りづらかったので別の砦へ。
坂を昇って上がったところが武器博物館になってる砦。 博物館は昔の鎧や銃などが置いてあって面白かった。
それから、妙に気になるMaranello Rossoの文字・・・ 心が赴くままに入るとそこはフェラーリ博物館(笑)。 入ると説明の言葉が英語科イタリア語か聞くのでイタリア語を選択して、 説明員のお姉さんと老夫婦と一緒にでかいエレベーターに乗る。
これは車を上の階に運ぶためなんだろうなと思いつつ、つくとそこはフェラーリの宝庫。
まあ、マラネッロにあるフェラーリ美術館とは違い高級車に相応な展示が。 でも写真は取れなかったのでここは行ってのお楽しみ?
(後で調べたら冬場は日祝のみの営業だそうで幸運だった)

San Marino
思わぬところでフェラーリづくしになって満足はしたがやはり冬休みの時期で、 あいているお店は少なくその辺のレストランで食事をとって、 母親へのお土産に切手を買い「出国」することにした。 といってもパスポートに判は押してもらえない。
バスは夕暮れの山岳都市を背にしてこの小さな国を離れていった。



イタリア イタリア旅行
30/10/1998 A cura di I'Cirou Takao