イタリア旅行 : IL Mio Viaggio in Italia 1992

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO

私の2度目のイタリア旅行についてです。思い出しつつ作成中。

[12月25日]

Ravenna:ラヴェンナ

ラヴェンナでは駅のすぐとなりのホテルに泊まった。
閑静な街で、チェントロもすぐ近くだ。
駅前にゲームセンターがあるので寄ってみた。日本人がめずらしいのか話しかけられた。
「どこからきた?」
どうせわかるはずもないのだが「神戸(本当は明石だけどさすがに無理だろう)」
「あ〜コーベ、知ってる知ってる。行ったことある」
え?なんで?と思って聞いてみると、船員で神戸にも寄港したことがあるようだ。
なるほどここは港町、
日本というと東京、大阪、京都しか知らないローマのちんぴらとは 訳が違うなあと思った。
(ローマの人がちんぴらというのじゃなくて、日本人を見るとだまそうとする輩のこと)
それから駅からまっすぐ歩いていって、チェントロに出た。
静かなたたずまいのいい街だ。
ここにはダンテの墓やモザイクで有名ないろんな建物がある。
しかも入場券はセットで割引らしいので購入して回ることに。
寒い中いろいろ回ったあと、駅前の大通りに本の安売りのテント日がある。
イタリアでは本の再版指定とかはないのか、半額で売っている。
いろんな本が安く売っているけど、そこで道路地図を買った。
それから、その裏(駅側)にピッツァの屋台があって、カルツォーネが売っていた。
でもその頃はカルツォーネなんてものは知らなく、
もちろん日本でも話題にもなっていなかった。
なんだろうと思ってみていたら初老のおじさんがひとり寒そうに同じように見ていた。
「寒いですね」となにげなく声をかけてみると、「全くだ」という答え。
それからいつもの自己紹介のような会話が続き、
話は何となく「家に来てパスタでも食べないかと言う話に」
イタリア人の家の中は見たことがないので興味しんしんでついていった。
5分ほど歩いたところで彼のアパートがある。
彼の家に案内されたところ他には誰も居なかった。
奥さんや子供はどこかへ行っているようだ。
彼は寂しいクリスマスをすごしているかった。
彼曰く、彼は大学教授で娘が一人いるらしい。
写真も見せてもらったけどかなり美人だ。
それからラヴィオリを作ってもらった。簡単なトマトソースで食べた。
しばらく話が続いた。で、だんだんと変な話になったのである…。
「日本人は体毛が少ないのか?」とかという話題があって、 まあ、あまり胸毛とかは無いと言うと私のを見せてみろとか言うので断った。
もっとも私は体毛はあんまりないほうで、
日 ひげもほとんど生えてない日のでめずらしいのかな?
でも、足の毛は結構生えてるよというと見せてみろと言う。
それってズボンを脱がなきゃならないじゃないか。断った。
ほかにも「黒い瞳がきれいだ、眼鏡を取ってくれないか」とか。
で、なんか気持ちが悪いんで、
もう遅いので帰ると言うと「今日はどこに泊まる?泊まっていくか?」
なんてことを言い出した。
「ホテル取ってるんでホテルに泊まる」
「ホテルなんてキャンセルすればいい」
「荷物置いてるんで帰らなければなりません」
「わかった、ちょっとまって」と彼は別の部屋に行った。
しばらくして呼ぶので言ってみると、なんと彼は自分の一物を出してしごいている
「クリオシタ、クリオシタ(そのときは意味がわからなかった)」なんて言いつつ。
「日本人の一物はどんなのだ?」なんて言ってる。
そして、私の顔を見て仕上げてしまった模様。
まあ、もちろん見せるとなにされるかわかったもんじゃないので不機嫌な顔をしていると、
そこは男の性というか、一仕事終わったあとは考えが冷静になるというもんで反省してた。
あとは適当に別れを告げてホテルに帰った。
なんとまあ貴重な体験をしてしまった…。


イタリア イタリア旅行
01/01/1999 A cura di Ciro