イタリアを旅行する人に…

La pagina di casa di I'Cirou TAKAO
旅行に関する良く聞く質問を集めてみました。
括弧の中は確認した年です。

今度イタリアに行くんですが、どんな都市に行けば良いでしょうか?

イタリアはいろんな事が楽しい国です。どんな都市に行くにもまずはあなたの趣味と相談です。
などなど。

遺跡をめぐりたい。

ローマ時代の遺跡をめぐるにはローマは欠かせません。 あとは、ポンペイ、オスティア、エルコラーノなんかが私のお勧め。 ペストゥムにはギリシャ神殿もあります。 私は行ったことがないんですがシチリアも良いらしいです。
サルデーニャにはヌラーゲ[nuraghe]という、ローマ時代以前(7000年程前)の遺跡があります。

ルネッサンスの発祥の地を堪能したい。

やはり、フィレンツェとローマは欠かせません。
フィレンツェならウッフィツィ美術館
ローマはヴァティカン市国(サンピエトロ寺院、ヴァティカン美術館)です。
基本だけですが。

おいしいものが食べたい

イタリアだとどこで食べてもあんまりはずれが有りません(と私は感じました)。 だから、安くておいしい所を探すより、話のネタにガイドに載ってるところ に素直に行ったほうがいいと思います。 外れないようにするには、店の雰囲気で選びましょう。 いかにも観光客相手って所は高いんで避けた方が無難でしょう。 でも、おいしくないって事は余り有りませんでしたし、 英語が通じる事が多いんでそれでも良いかもしれません。

自然とふれあいたい

山ならアルプス、海はいたるところにあります。ほとんどの海岸はきれいです。
スキーやハイキング、海水浴、ダイビングなどが出来ます。 また北部には大きな湖があり、大リゾート地になっています。
自然をそのまま残している公園も多数あります。

買物がしたい

イタリアのお店で注意したいのはお店に入る時は必ず「こんにちは(午前中はブォンジョルノ、午後はブォナセーラ)」と挨拶を。これは、日本語でもかまいません。
それから、お店の中で品物を見るのも黙って品物を手に取らずに一言店員さんに断ってから。 日本の「お客様は神様です」は通じません。売り手と買い手のやり取りが重視されます。 最近は日本人というだけで印象を悪くしてる事が多いみたいなので出来るだけ悪い印象は与えないようにお願いします。

街で言うとフィレンツェ、ミラノ、ローマがお勧め。まずはミラノ。
ドゥオーモの横に有る、Rinascente(リナシェンテ:ルネッサンスという意味)のデパートは結構いろいろ揃ってます。
デパートなんで見るのに最適です。日本人の感覚で無理無く買えます。 ちなみにローマに有るRinascenteは小さいです。
そのほか、ミラノはその付近にもいろいろ有るんで良いです。
フィレンツェは町が小さいわりには、ちゃんとしたお店が多いです。
また、いくつかのブランドの本店が有ります。
が、町の繁華街のあちこちに散らばっている?ので見歩くのはつかれそうです。
ローマはスペイン広場の付近が買物ゾーンです。 ただ日本の観光客がいなごの大群のように居て私としては嫌でした。 品物も売り切れてる事が多かったです(1994年)。
ここで私のお勧めなのは、ローマ、レオナルド・ダ・ヴィンチ空港(通称フィウミチーノ)。 朝一で行けば品物は結構有る見たいです。1/1も営業していますし。 なにより、全て税抜きで偽物をつかませる心配もありません(1994年)。
空港と行って馬鹿にしては行けません、品数の多さはイタリア一のお店ではないでしょうか。 ミラノのRinascente並みに有ると行っても過言では有りません。
私が94年に調べた所ではそんな所です。
ミラノのマルペンサ空港も新しくなって買い物は結構出来そうです。

F1がみたい。

と、言われても私はまだイタリアでF1を見た事が有りませんし、
個人でチケットを取る方法は知りません。
ただ、イタリアグランプリはモンザサーキットのホームページでチケットが買える見たいです。

サッカーがみたい。

私もまだ見たことは無いんですが、見た人はたくさん居るようです。
危険だと良く言われてますが、大変な目にあった人って聞いたことは無いです。
ただ人が多い所なんでスリなどには十分気をつけてください。


イタリア旅行には、どんなことを知ってたほうがいいでしょうか?

気候は?

かなり強引ですが、日本と同じ位だと思って行けば良いです。
もちろん行く都市や季節によって若干違います。
イタリアは北半球にあるので北の方は寒く、南の方は温かいと思ってもらっていいです。
また、海に近いと気候は穏やかです。山の上は涼しいです
安いホテルなどは暖房はあっても冷房が無い所が多く、夏が苦手な人は困ります。
北イタリアは蚊が多いので、蚊取り線香が有ればいいですが現地調達も可能です。

危険でしょうか?

場所によりますが、命を狙われるという物ではないようです。
但し、サギや誘拐やレイプには気を付けて。 レイプはこの10年で数件日本人が被害にあってます。
知らない人にはついていかない、物をもらわない(特に食べ物、飲み物)という、 よく夏休み前に小学校の先生がする注意を守れば大丈夫でしょう。

ローマで良く有るのが、道を尋ねる詐欺です。 1992年に実際に会ったんですが、 「私も観光客なんだがローマは初めてで良くわからない。 これこれの場所に行くにはこの地図ではどう行くんだ」と、 誰もが一度は行くような場所を聞いて来たら要注意。 親切に教えてあげると、お礼にお酒でも一杯おごるからついて来てくれと言います。 のこのこついて行った店は、彼とつるんでいるバーだそうです。 で、大量に支払を要求され、現金を持ってなくてもカードで払わされるので安心できません。 日本人は腹巻きなんかにお金を入れてるので、ボディーチェックもかかさないようです。
ちなみに、私はどの店につれて行かれるのか確かめる為、 店の前までついて行った事が有ります。
なんと、それが宿泊中のホテルの目の前だったんで驚きでした。
ちなみに次の日もその彼は同じ場所で同じことを他の人にしてました。

英語が通じますか

う〜ん。わかりません。そもそも私に英語が通じませんから(笑)。
なので、他の人の話をもとに書きます。
大きなホテルや観光案内、有名なレストランや商店、FSの窓口の一部だと通じると思います。
日本で英語を使うのと大差が無いと思います。つまりほとんど通じない。
注意しないといけないのは英語で話しかけてくる人で、私は8割は疑ってかかってます
上でも書きましたが大抵は客引きと詐欺師です。
日本人はイタリアだと明らかに外国人に見えるはずなので道をたずねてくるのもおかしいです。
地図をもってないとか、地図の見かたがわからないなどと理由を付けてますが、 聞かないほうがいいと思います。
それと、日本人でも気を許さないほうがいいのかもしれません。

旅の最低限のイタリア語は?

  • 第一段階はあいさつ。
    朝からお昼までは「ブォンジョルノ」、昼からは「ブォナセーラ」です 別れる時も同じです。
    「チャオ」は気軽なあいさつなので相手が使ったら使いましょう。
    面倒なら「サルヴェ」がいいかも。
    別れる時専用の「アッリヴェデルチ」は言えるかただけどうぞ。
    おやすみなさいは「ブォナノッテ」です。
  • 第二段階はありがとう。
    ありがとうは「グラーツィエ」です。「どういたしまして」は「プレーゴ」。
    「どうぞ」も「プレーゴ」。この場合は相手が「グラーツィエ」と言ってくれます。
  • 第三段階は動作とあわせて。
    混んでいる店内や車内などで移動する時に「ペルメッソ」
    ぶつかった時のごめんなさいは「ミスクージ」
    動作を合わせて「ポッソ?」と聞けば「私は〜できますか?」の意味です。
ひとまずこれだけ喋ってみてください。

通貨は?

2002年までリラが使われていましたが。その後ユーロ(€)が使用されてます。
ユーロはイタリアではエウロと発音されます。
本来単複同形なんで2€は「ドゥエ・エウロ」ですが、 導入直後はイタリア風に複数形で「ドゥエ・エウリ」と言う人も居たみたいです。
リラの頃は両替は日本での変換率がとても悪いことが多かったのですが、
ユーロ化されて変換率がどうなったかわかりません。
そのエウロですが、100分の1エウロ(1ユーロセント)をチェンテージモと言います。
複数はcentesimi:チェンテージミなんでこちらを良く聞きます。
「€0,1」なんて書かれてたら、100チェンテージミです。
またイタリアでは小数点に「.(点)」ではなく「,(カンマ)」を使うので注意が必要です。
「€1.000」は1000€です。
口でいう時は「€10,10」は「ディエチ・ディエチ」って言ってます。
(2005年)

物価は?

通貨統合後から物価がひどくあがっています。 特に北部はもともと物価が高いだけに大変です。 それでも、イタリアのものは日本で求めるより安くなってます。
普通のレストランで外食すると日本より高く感じますが、 イタリア料理が日本より安く食べられるのでしょうがないでしょう。
日本料理は高いそうです(食べて無いです)。
旅行でイタリアに行ってまで日本料理を食べることも無いのでは?と思います。
ただ中華料理はかなり安く感じますので。マクドナルドは高く感じます。
衣服や小物もほぼ同じでしょう。
列車、バス、タクシーなどの交通費は日本より安いです。
ホテルも安いですが、古い(由緒ある)ホテルが多く、 日本のような新しくてきれいなホテルは少ないようです。
また、日本とは違いホテルは部屋ごとの値段ですので複数人で泊ると割安感があります。
観光地は物価高の影響と観光地値段ですごいです。 聞く所によると、500mlの水1本が€3してるとか。 (2005年)

公衆電話をかけるには?

右がTELECOM ITALIA の旧型の公衆電話機(小銭とカード併用)
中央と左は新型の公衆電話機(カード専用と小銭専用)
旧型 新型 新型2

イタリアから日本にかけるには

公衆電話から0081に市外局番の最初の0をとってかけます。
イタリア語でスケーダ・テレフォニカというテレフォンカードを近くの売店で買いましょう。
タバッキという売店で「ウナ・スケーダ・テレフォニカ・ペルファヴォーレ」です(正確ではありませんが通じると思います)。
カードは角の部分が折れるようになって、使う時には折って使います。
小銭も使える電話機が有りますが、日本にかけるのには現実的ではありません。
小銭だけでも一瞬は話せるので「今、ミラノ」だけ伝達したことはあります。
公衆電話からも最初の090の部分を008190に変えれば日本の携帯電話にかかります。

イタリア国内でかける時

市内にかける場合でも市外局番をつけないと通じないです。
昔は市内の時は市外局番をつけるとかからなかったと思います。
古い観光案内書だと注意が必要です。
携帯電話にかける時には最初に0が付いていたのが2002年から無くなりました。
呼び出し音は「ぷー、ぷー」って感じなので話し中などと間違えないでください。

日本からイタリアへかける時

日本からイタリアにかけるには各国際電話会社のかけ方を参照してください。
日本からイタリアへの携帯電話は直接かかります。
このときも呼び出し音は「ぷー、ぷー」です。
(2003年)

携帯電話をかけるには?

イタリアの携帯電話はGSMという形式が一般的で、日本の携帯電話(PDC)やPHSは方式が違うので使えません。
ただし、ソフトバンク(旧ボーダフォン)の携帯(一部は使えない)と一部のFOMAは使えます(試してませんが)。
詳しくは携帯電話会社のページを見るといいでしょう。

現地の携帯電話は日本のように月払いのものと、プリペイド方式(電話代先払い)のものがあります。 旅行ではプリペイドがお薦めです。 ソフトバンク携帯やFOMAの様に、 「SIMカード」という電話番号などが記録されたカードがあり携帯電話本体を交換できます
ただ、日本の携帯電話のほとんどは、「SIMロック」と言われる保護があって、電話本体に記されている電話会社のカードしか使えません。
イタリアでは、SIMカードがセットになってるものと別売りのものがあります。
SIMカードと本体がセットになっている物の一部にはSIMロックがかかってますが、 ほとんどはそうではなくSIMが交換可能です。

なので、好きな携帯本体と、好きな携帯会社のSIMを購入します。携帯のお店に行って、パスポートとクレジットカードを使えば買えます。
電話番号の有効期限はTIMだと1年で、1年以内に電話代を払うと同じ番号が使えます。 プリペイドカードはTIMだと最低€5ですが、Vodafoneだと€3です。

私はTIMのプリペイドカードを買いましたが日本には簡単にかかりました。
他の会社はわかりません。
(2008年)

パソコンでインターネット

日本から持っていったパソコンを電話線などに繋いでインターネット接続をしたいと言う人が増えているようですね。
乱暴に言ってしまえば日本のノートパソコンの内蔵モデムが使えます。
電話のコネクターはモジュラージャックがあるところが多いようですが、 モジュラージャックでないことがたまにあります。 心配であれば、日本で売ってるイタリア用というコネクターを海外旅行用品店などで買えばいいでしょう。 もちろん現地の電器店にも売ってます。 ただ、この接続は各自の責任において行ってください。 外国対応と言う機械(モデム)の他は故障の際には外国だと保証の対象外になることもありますし、 電気的な違いが大きく故障しやすいかもしれませんので。 電話線のチェッカーやモデムセーバーを持って行くのもよいでしょう。
東芝やIBMのパソコンは海外での使用でも保証が効くようですから そういったパソコンにするのも手です。
ちなみに私は海外対応のモデムカードを持って行きます。 これだとPC本体まで故障する可能性は低くなります。
接続端末もあります ミラノのマルペンサ空港などではインターネット端末(写真右)があります。
その横にモジュラー用の接続端末もあります(写真左でVAIOを繋いでいます。普通の通話も出来ます)。
このモジュラー用の接続端末とインターネット端末2002年末には見かけませんでした。
ただし、テレホンカードが使用できるインターネット端末は新しいものになって マルペンサ以外の場所にもかなり有りました(写真撮りわすれました)。

あと、イタリアで使うプロバイダーも問題です。
イタリアにアクセスポイントがあるプロバイダーと契約する必要が有ります。 イタリアのプロバイダーと契約できるような人は こんなサイトに頼って無いと思うんで無視しますが、 日本のプロバイダーでもイタリアにアクセスポイントがあったり、 イタリアのプロバイダとローミング契約しているところがあるんでそういうのを使います。 ちなみに私は SpinNetのグローバルローミングサービスを使用しています。

また、自分のコンピューターがこの電圧で動くかどうかは注意が必要です。
電圧が220Vで50ヘルツなんでACアダプターが200V対応のVAIO C1シリーズだと大丈夫なんですが、
ACアダプターに書かれてる「入力」の部分が220Vまであれば動くはずです。
動かない場合は変圧器を使う必要があります。 この場合はACアダプターの最大電流(A)をチェックしてそれ以上の変圧器を使うようにしましょう。 また電源プラグの形が違うのでイタリア用の変換コネクタは日本で買っていきましょう。 変圧器も変換コネクタもイタリアの電気屋に売ってることもあるみたいです。
日本のパソコンは外国での使用は保証の対象外になることが多いので気をつけましょう。
東芝やIBMのパソコンは海外で使っても保証内だと言うことを聞いています。
詳しくはメーカーなどに訊ねるとよいでしょう。
(2005年)

食事

朝食

ホテルでイタリア式の朝食を取るとパンとコーヒーだけの事も多いです。 BARで食べたほうが安くておいしいかも知れません。

昼食

レストランで食事をしようと思うと、大体11時から14時半ぐらいまでしか開いてません。 この時間を過ぎるとファーストフードやバールでの食事となります。
食料品店(肉製品店)でパニーノを作ってもらい、列車の移動中に食べたりもいいかと。

夕食

17時から18時ぐらいから、レストランは開きます。22時ぐらいまでやってます。 ピッツェリーアはもっと遅くまでやっていることが多いです。

トイレ

さて、イタリアで意外に困るのがトイレ。 何が困るっていうと公共のトイレが少ないのです。 一般の店などではお客が使えるトイレが有りません。また、有料の所も多いです。 駅のトイレも有料化しつつあります。
そこでトイレ活用術。 どうしようもない時にいいのがBAR(バール)。エスプレッソ一杯でトイレを借ります。ただし客に貸すトイレが無かったりするので先に確認を。
次は百貨店。Rinascente やCoin Upimなどを見つけたら場所を覚えておきましょう。 また、マクドナルドはトイレを開放して無い店があるので注意。 店員に言って開けてもらいましょう。
あとは、駅。汚くて物騒な感じだけどしかたないです。しかも時々有料です(特に大きな駅)。
冬場は寒くて湿気が多いので、トイレが近くなると思います。 できるだけ食事やお茶の後などに済ましておくのがよいでしょう。 博物館や美術館で行くのもいいでしょう。
鉄則は行ける時には行っておく。

トイレには日本で言う洋式のものが一般的ですが、 和式の金隠し部分が無い様な形のものや便器の中に立つタイプが有ります これらは和式便所の様に使うようです。 また、洋式トイレ型の便座の無いものもありますが、どう使うのか謎です。
(中腰と言う意見もある)

トイレの流し方は壁のボタンが、一般的ですがいろいろあります。探してみましょう。
トイレの違いもイタリアの旅の楽しみの一つかと。 (2005年)

列車に乗るには?

イタリアの鉄道は元国鉄のトレニタリア(FS)が大きくて全国を走っています。 ここではFSの乗り方を説明します。
切符は自動販売機で買うか窓口で買います。

自動販売機はイタリア語、ドイツ語、英語、フランス語で表示出来ます。
出発駅は自動的に今居る駅になってますが、変更出来ます。
目的の駅を選んで、時間を選びます。 列車の等級や席の予約がで来ます。支払いはクレジットカードか現金で。

切符を買ったら日本の様に改札口は無いのでそのまま入ります。 ただし、ミラノ中央駅やローマ・テルミニ駅は入り口が改札のようになっているのでとまどいますが、 大抵そのまま入れます(たまに警備員が居て切符を見せたりします)。

自分の乗る列車はPARTENZA(黄色い紙)と書いてある行き先表示板で確認します。 何番線に到着するかとか出発時間はいつか書いてあります。 この時、ARRIVA(白い紙)と書かれた到着表示板を間違えて見ないように。 こちらにも表示されていることもありますが、 こちらは列車の出発駅やその駅への到着時間が書いてありますが、 その駅発の列車は表示されません。
大きな駅には、パタパタと変わる自動表示板(TV画面のものもある) があって遅延時間などが書いてあります。
駅での放送は、列車番号で案内されます。 急に到着番線が変わったりしたとき、自動表示板では表示されない時もあって放送で知ります。
大きな駅以外はイタリア語での放送です。

列車に乗る前に切符に時間を刻印します。 刻印機はホームに行く途中にある黄色いポストのような物です。 これに切符を差し込んで日付や時間が刻印されたら終了です。 刻印を忘れると罰金を取られることがあります。
さて、目的の列車に乗りましょう。 もし座席を予約してたら、列車の窓に貼られた紙などで何号車か探しましょう。 そして列車に乗ったら席を探します。飛行機と同じなのですぐわかると思います。 予約カードが座席の横の予約カード入れに入っているので確認しておきましょう。 座席が小部屋になっている場合は入り口の扉の横に一部屋分まとめてあります。
予約をしていない人は、空き座席に予約カードが入ってないことを確認して座りましょう。 もし入っていても、「FIRENZE - ROMA」とあって「もうローマは過ぎたよ」、 とか「フィレンツェはまだ」なんていう時も座って構いません。 ちなみに4〜6席が一室になってる座席は部屋の外に予約カード入れがあります。 予約されてない番号の席に座りましょう。
小部屋の場合は、入る前に「ブオン・ジョルノ」などの挨拶をしましょう。
空いてる席があれば周りの人に「リーベロ?[libero]」と聞けばいいでしょう。
また、全席予約になっている列車(ESなど)もあるので気をつけましょう。
(2005年)
2008年では、座席予約をしても予約カードは入ってませんでした。

地下鉄に乗るには?

地下鉄はミラノ、ジェノヴァ、ローマ、ナポリ、カターニアなどにあります。
比較的簡単に乗れるのでおすすめです。
自動販売機か雑誌などを売ってる売店で切符を買います。 バスと共通で一定時間乗り放題です。ただし同じ路線は乗れません。 最初に乗る時には時間を刻印します。二回目からは人が居る改札で切符を見せます(ミラノだと毎回改札に入れます)。 降りる時には切符は回収されません。
ただ街によって微妙に違ってて、 ナポリだと地下鉄バスの共通券で、地下鉄や3つのケーブルカーを各一度だけ乗ることができます(2008年)。
ミラノだと郊外は別料金です(2005年)。 一日切符も比較的安く売ってるので(3回乗ったら得)、 ホテルがちょっと町外れだとかいろんな所に行く時には買うと便利です。

バスに乗るには?

バスには中長距離バス(pullman[プルマン])と市バス(autobus[アウトブス])があります。
市バスの方の説明です。街によって微妙に違うかも知れませんが、だいたいこんな感じです。
バスは電車より難しいです。危険度も地下鉄より高いです。
だいたいオレンジを主体にした色の車体です。
乗る前に自動販売機か雑誌などを売ってる売店で切符を買います。
大抵の街では、郊外に行かない限り地下鉄と共通で一定時間乗り放題です。
一日切符も町によっては、存在します。この場合地下鉄と共通です。
バスの系統図は、市街地図に載ってたり、ただで貰えたり、別に購入したりと街ごとにいろいろです。

バス停(fermata[フェルマータ])で行き先を確認します。 右の写真はヴェローナ[Verona]のバス停の案内板です(クリックで大画像)。 他の街でも似たようなものでバスの系統の番号ごとに行き先が示されてます。 街によっては重要な場所に印がついてたりしますが、 バス停の名前は通りの名前や広場の名前で、だいたいわからないものです。
こんなときは近くに居る人に聞けばいいでしょう。さらに乗る時にも運転手に聞くのが一番です。
イタリア語ができなくても場所を言うときに語尾を上げて「ドゥオーモ?」と聞けばいいです。
もし系統が2つ以上あるようなバス停なら、行き先の番号のバスが来たら、 手をあげるなどして乗る意志を示しましょう。でないとバスは止まってくれません。
バスを使うのは中部イタリアなどの中心街が駅と離れている街が多いと思います。 中心街は「チェントロ[centro]」、 駅は「スタツィオーネ[stazione]」なのでこの二つを覚えておけばいいのではないでしょうか。
もちろん「ドゥオーモ[duomo]」もたいてい歴史的中心街にあるので有効です。 (「ドーモ」でも通じるらしい…)
最初に乗った時には社内の刻印機で時間を刻印します。二回目からはなにもしません。 切符を刻印せずに乗った場合、たまに乗ってくる監視員に見つかれば罰金です。
バスではバス停の名前を放送したりしませんので、 降りる場所がわからない時は乗る前に運転手さんに頼んで教えてもらいましょう。
運転席の近くに立って行き場所を何度も確認するのがいいかも。
また、降りる時には切符は回収されません。

長距離バスに乗るには?

バスには中長距離バス(pullman)と市バス(autobus)があります。 中距離、長距離バスの説明です。空港バスなんかもこの一種です。
だいたい青い車体です。ときどき白です。
これらのバスはそれぞれバス発着場が決まってて切符売場が近くにあります。
例の如くTABACCHIと書いた店でも扱ってたりします。
FSのバスだと電車の切符で乗れます。
乗ったら乗務員に切符を切ってもらいます。
バスの中で切符を買う物もあります。

タクシーに乗るには?

タクシーはタクシー乗り場から乗ります。イタリアには流しのタクシーは無いようです。
もちろん手をあげても止まってくれません。道を渡ろうとしてるのだと思われて止まるかもしれませんが。 なので、タクシー乗り場以外から乗る場合は電話で呼び寄せます。
駅でタクシー乗り場から乗らないタクシーはもぐりの白タクです。
とはいってもナンバープレートで区別は出来ません。
乗る前にだいたいの値段を訊ねるといいと思います。

イタリア イタリア旅行
23-03-2008 A cura di Ciro