ピッツァについて
イタリアのピッツァは日本でいうところのピザとはちょっと違います。
綴りもpizzaだから同じじゃないかって?
いえいえ、日本のピザはどうもアメリカから来てるのではないかと思う、
厚目の生地に塗ったようなソースですよね。
でも、イタリアのピッツァは違います。特にマルゲリータは、ぱりっとした薄い生地に
こぼれんばかりのトマトソース、ふんだんに使ったチーズが特徴的です。
で、イタリア人はそれをおやつとして夜に食べるらしいです。
ピッツァとは
「至福のナポリピッツァ」と言う本に詳しく書いてますが、
て平べったいパンの一種だと言えます。
ピッツァの下の生地部分をピッツァのパスタと言います。
ピッツァの親戚
ピアディーナ、フォカッチャなどはピッツァの兄弟にあたるといってさしつかえないと思う。
違うのはピッツァは生の生地に具を乗せて焼く所。
ピッツァの歴史
ピッツァの語源はピタではないかといわれてますが、名前はともかくフォカッチャとは兄弟で
要するに平べったいパンでパンの歴史と同じようなもんではないかと思われます。
ピッツァの種類
ピッツァにはローマ風とナポリ風と言うのがあるといわれ、ローマ風は薄い生地と薄い縁。
それに対して、ナポリ風は真ん中は同じぐらい薄いですが、縁は厚くもちもちとした食感が特徴です。
また、切り売りピッツァと言うのもあって、
これは大きな鉄板の上で焼いて好きなだけ切ってもらい紙に包んで食べるものです。
生地がかなり厚いのが特徴です。
ミラノで見たのは鍋ピッツァ。切り売りの鉄板が巨大なお盆のような円形で、
それを石釜に入れて回してました。
margherita:マルゲリータ
この有名な逸話がついたピッツァは、モッツァレッラ、トマト、バジリコから出来てて
その色合いがイタリアの国旗と同じこともあり、現在では代表的なピッツァになっています。
1889年にナポリのラッファエーレ・エスポージト[Raffaele Esposito]というピッツァ職人が、
当時の王子ウンベルトの妃マルゲリータから名付けたといわれてます。
marinara:マリナーラ
名前の割にはトマトとニンニクで海のものは何も使われていない。
というのも漁師の奥さんが漁に出るときに簡単に作れるものをということでできたらしい。
romana:ロマーナ(napoletana:ナポレターナ)
マルゲリータにアッチューゲ(カタクチイワシ)を載せたもの。
ナポリでは「ローマの」という意味で「ロマーナ」というが、
その他では「ナポリの」という意味のピッツァ・ナポレターナと呼ばれるのが面白い。
calzone:カルツォーネ
二つ折りのピッツァ。
pizza bianca:ピッツァ・ビアンカ
トマトを使っていないピッツァ。その総称なのか、マルゲリータからトマトを抜いたものを言うのかは不明。
quattro stagione:クァットロ・スタジョーネ
「四季」と言う名のピッツァ。4等分されたピッツァの上にいろいろな具が乗っている。
具は4種類というわけではなくて、4つのテーマにわかれていることが多い。
quattro formaggi:クァットロ・フォルマッジ
「4種類のチーズ」という名のピッツァ。、
その名の通り4種類使っているが、モッツァレッラとゴルゴンゾーラが定番の模様。
その他のチーズは、リコッタ、パルミジャー・/レッジャーノ、ペコリーノなどと決まっていないのか、
正しい組み合わせがあるのかわからない。